ユーザ事例

Solid EdgeとMAC sheet SEG5で板金業務をスピードアップ

株式会社畠山製作所

Solid Edge のシンクロナス・テクノロジーがダイレクトな形状変更を可能にし、プロセス効率を向上

効率的なNCデータ作成プロセスが実現

静岡県沼津市に本拠を構える株式会社畠山製作所は、工作機械に用いるスプラッシュガードとテレスコピックカバーの設計および製造を主力業務にしています。スプラッシュガードとは工作機械全体を覆うカバーであり作業者の安全や環境の保護の役割を果たしています。テレスコピックカバーは機械の摺動面/可動部の保護という機械の保護の役割を担っており、どちらのカバー製品も板金により製造されています。

板金部品設計の3D化への取り組みも早く、取引先の3D化に合わせるように1999年に3D (CAD)の導入を開始し、現在では設計部門の 23名が日常業務に製品ライフサイクル管理(PLM)テクノロジーを使用しています。

ソリューションのアップグレードとして、畠山製作所の製造部門では、シーメンスPLMソフトウェアのSolid Edge®と、シーメンスPLMソフ トウェアのパートナーであるキャドマック社のMAC sheet SEG5を導入しました。Solid Edgeは設計時間の短縮、設計変更への迅速な対応、インポート・データの再利用の促進を可能にするシンクロナス・テクノロジーを搭載した最も完成度の高い2D/3DハイブリッドCADシステムです。MAC sheet SEG5はSolid Edgeと連携したアドオンの3D板金製造アプリケーションです。両製品のコンビネーションにより、設計部門が展開した板金データを元に実際に加工するためのデータを作成できるようになりました。

従来は、展開データを2次元のDXFファイルの形式で受領し加工データを作成していたのですが、すぐに加工に使うことができるものではなく、図面一枚ごとに加工に不必要な情報の削除やループになっていない線をつなぐなどの修正の手間がかかり作業工数の大きなロスになっていました。

ところが、Solid EdgeとMAC sheet SEG5の導入以降、その手間がなくなりました。特にテレスコピックカバーの開発プロセスでは展開データをDXF形式にすることなくダイレクトに取り込むことができるようになりました。他の3D CADで作成されたデータでも直接Solid Edgeのシンクロナス・テクノロジーにより操作することができます。その結果トータルのデータ品質が向上し、すぐに設計モデルから板金の製造モデルへの変更というCAM前処理とNCデータの作成をSolid EdgeとMAC sheet SEG5上で行い、従来よりも迅速な板金加工CAMへの連携が可能になりました。

優れた板金機能

「Solid Edge とMAC sheet SEG5の選択にあたってはCAMの機能の充実に加えてソリッドモデルのハンドリングと使いやすさも重視しました」と畠山製作所技術部生産技術グループ課長の小林広国氏は述べています。畠山製作所では以前からキャドマック社のワイヤフレームベースの板金用CAD/CAMを使用していましたが、Windows OSの更新に合わせてシステムの更新をはかりました。システム選定にあたって最重要視したのがCAMの機能が充実しているかということでしたが、設計部門から受け取るソリッドモデルを扱うことができることも重要でした。

「Solid Edgeのモデリング機能の中でも、特に評価が高い機能がシンクロナス・テクノロジーです。形状をダイレクトに修正でき、しかも直感的な操作で行うことができます。これまで慣れ親しんできた2D CADと変わらないほどの操作性でした」と小林氏は言います。

直感的な操作性、コマンドのわかりやすさに加えて、Solid Edgeが持つ板金関連の機能も充実しているという評価が、Solid EdgeとMAC sheet SEG5の導入につながりました。設計データを加工用のデータ修正しなければならない製造部門として、シンクロナス・テクノロジーの持つ柔軟でダイレクトな形状修正機能が、作業効率アップに大きく貢献しているのです。

設計部門へのSolid Edge の展開

「Solid EdgeとMAC sheet SEG5の導入が、設計と生産の連携を実現し、多くの成果を得ました。効率面で大きかったのは製造フェーズでの手戻りが大きく削減できたことです。またお客様との意思疎通や設計と製造の現場とのコミュニケーションも改善しました」と畠山製作所取締役技術部長の小泉庄太氏はその成果について述べています。

同社は、現在スプラッシュガードの板取や展開に使用している他社製の既存ツールなどの既存システムの置き換えを検討しています。それによって設計から製造へのデータの流れが一層効率的にかつ正確になることを狙っています。

「私達が携わっている工作機械のカバーという世界も複雑性が増し、一段と高い機能性とデザイン性が求められています。欧州はもとより日本でも、そして新興国にもその要求が拡がってきています。弊社は単にそのトレンドについていくのではなく、むしろ私達が市場を牽引していこうと思っています。そのためにも3D CADと関連するツール群を積極的に使いこなすことが大事だと考えています。Solid EdgeとMAC sheet SEG5はその中でも重要なツールなのです」と、小泉氏は今後の同社のビジネスの発展へのSolid Edge とMacSheet SEG5の果たす役割が大きいことを指摘しています。

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