オンデマンド・ウェビナー

ローターダイナミクス解析: 実績ある戦略によって、より速く、よりスマートにエンジニアリング課題を克服

共有

ローターダイナミクス解析:  実績ある戦略によって、より速く、よりスマートにエンジニアリング課題を克服

ローターダイナミクス解析は、回転機械の危険な稼働条件を予測したり、回避するために行われます。

ローターダイナミクス解析ソフトウェアが提供するデジタル・モデルによって、さまざまな状況における回転システムの耐久性や、実際の稼働荷重における複雑な振動および不安定性が評価されます。シーメンスのローターダイナミクス解析ソフトウェアはパワフルなジオメトリ編集機能と、メッシュ生成、およびソルバー技術を備え、使いやすいポスト処理機能も搭載し、効率よく解析を実行できます。

このウェビナーでは、回転機械メーカーのエンジニアリング課題を正確かつ効率的に解決すると同時に、製品の市場投入期間も短縮できる、統合型マルチフィジックス・シミュレーション・ソリューションを紹介します。

また、統合型CAE環境の中で、以下のようなローターダイナミクス解析のデモをお見せします。

  • 危険速度の評価
  • 不平衡およびずれへの対応
  • モデル縮退による計算コスト削減

キャンベル線図を使用した回転機械の危険 (振れ回り) 速度の計算

危険速度とは、システムが不安定になり得る速度のことであり、実際の試運転前に、この速度を正確に予測するとともに、共振のおそれがある箇所を検出することが必要です。

キャンベル線図は危険速度の特定に使用され、複雑なモードの周波数が、ローターの回転速度とともに変化する様子が図に示されます。

同期解析および非同期ローターダイナミクス解析を実行してキャンベル線図を生成し、振れ回り周波数と危険速度を予測し、不安定性を検出します。

ローターの安定性と不平衡

ローターの不安定性は危険な現象であり、特にシステムが複雑化し、コンポーネントの相互依存性が増加している中で、ローターの安定性を確実に予測することは、困難な作業です。ローターダイナミクス解析を実行することで、不平衡の発生源および原因に関する詳細な知見が得られ、不安定性を排除できます。

完成した試作に不要な振動が発生しないようにすることは、手間のかかる、複雑な作業になりがちです。フレキシブルなローターダイナミクス・シミュレーションソフトウェアによって、ローターの安定性や、振動および不平衡の問題を設計サイクルの中で解析できます。

回転機械のねじり振動という課題を解決する

回転機械には、ねじり振動、縦振動、および横振動が発生します。そのため、エンジニアは感度解析を実行し、システムの定常状態 / 過渡状態での励起時における振動の振幅を解析する必要があります。ローターダイナミクス・シミュレーションソフトウェアを使用することで、高コストな物理的試作を製作する前に、設計変更が機械の振動にどのような影響を与えるかを評価できます。