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未来の力を今ここに、システムシミュレーションによって船舶エンジンの性能を最適化

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未来の力を今ここに、システムシミュレーションによって船舶エンジンの性能を最適化

船舶のエンジンは複雑で、互いに作用し合う多数のシステムで構成されています。エンジンを完全に試作する前に、これらのシステムの相互作用と製品の機能に与える影響を評価するには、どうすればよいのでしょうか。あらゆる稼働条件のもとで、船舶エンジンの最適な性能を保証するには、どうすればよいのでしょうか。

このウェビナーは、船舶の内燃機関設計向けシステムシミュレーションについて紹介しています。1Dシミュレーションによって、船のメインエンジン (主機) 設計を前倒しする方法を学びましょう。前倒しとは、初期の計画段階から、船舶エンジンの性能を把握し、複雑なシステムを検討し、別の燃料の種類や構成案を評価できるということです。システムシミュレーションソフトウェアの大まかな使用方法と、これがどのように設計時間の短縮、エンジン性能の向上、および船舶効率の改善につながるのかをお話しします。

船舶エンジン設計におけるシステムシミュレーションソフトウェアの使い方とは

このウェビナーでは、システムシミュレーションソフトウェアを適用できる、エンジン設計の各分野について解説します。

  • シリンダー内燃焼
  • エンジン熱管理
  • 吸気、排気、およびエンジン作動
  • 後処理システム
  • 電動化
  • エンジン統合

これらの分野ごとに異なる課題がありますが、シーメンスのシステムシミュレーションソフトウェアには、性能をシンプルな方法で評価でき、迅速に結果を出すツールやライブラリが装備されています。ウェビナーで紹介する手法は、造船会社で実際に使用されたものです。

船舶のメインエンジンを製造されている企業の皆さま、および船舶効率の改善や温室効果ガス排出の削減に関心がおありの方にお勧めのウェビナーです

造船業界が直面している継続的な課題は、船舶効率を改善し、NOx、SOx、およびCO2の排出量を削減して、規制に適合させることです。それと同時に、現在の経済状況では業績上位の企業しか生き残ることができません。各社は、開発コストの削減と並行して、船舶の性能改善を行うよう迫られています。このウェビナーは、システムシミュレーションによって船舶エンジンの性能を最適化することで、このような課題を解決する方法を紹介しています。次のような疑問の答えが見つかります。

  • 設計したメインエンジンのパワーは船舶の稼働条件に対して十分か?
  • 制御システムの設計を最適化する方法は?
  • 悪天候の中でエンジンがどのように動作するか?
  • ハイブリッド推進システムに切り替えたり、LNGや、アンモニア、水素などの代替燃料を導入することは可能か?

ユーザー事例: メインエンジン燃料噴射システムの開発期間を5分の1に短縮したMAN Energy Solutions

ハイブリッドエンジンおよび二元燃料エンジンは、排出量削減に役立ち、柔軟な構成を維持できることから、造船業界で高い関心を持たれています。MAN Energy SolutionsはSimcenter Amesimを使用し、ガスと液体燃料の両方の噴射システムをモデリングし、新しい二元燃料エンジンを設計しました。これによって、エンジンのプロトタイプを使った、高コストな物理試験への依存度が減り、全体の開発期間が5分の1に短縮しました。このユーザー事例に加えて、類似の事例もウェビナーで紹介します。

講演者は船舶エンジン性能関連のシステムシミュレーションソフトウェアのエキスパート

Romain Nicolas (Simcenter Amesimの事業開発者)

Romainはシステムシミュレーションソフトウェアを使用したエンジン設計と最適化に10年以上にわたり携わってきました。現在は、造船および重機業界のお客様にSimcenter Amesimの使用方法のサポートを行い、ビジネスニーズを把握して、製品開発を支援しています。

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