オンデマンド・ウェビナー

医療機器: マルチフィジックスCFD設計探索によって、イノベーションを拡大

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医療機器: マルチフィジックスCFD設計探索によって、イノベーションを拡大

臨床研究コストの急激な上昇は、新しい医療機器の開発におけるイノベーションを阻害する主な要因でした。これは患者、製造企業、規制当局、および医療機器部門全体にとって、残念なことです。アメリカ食品医薬品局(FDA)は、実験的試験および臨床試験を補い、規制当局の承認を迅速化するための有効なツールとして、シミュレーション・ベースの製品開発とバーチャル・プロトタイピングを、ますます広く認めるようになってきました。ASME V&V 40やMDIC、Avicennaなどの戦略は、このような取り組みを牽引し、医療機器業界でのベンチトップおよび臨床試験を支援するシミュレーションの用途を拡大するための働きかけを行うことです。

ところが、シミュレーションをいわゆる「検証と妥当性確認」という用途に限定して導入すると、その潜在的価値の大部分を製品開発プロセスの中で活用できないことになります。Simcenter STAR-CCM+を使うことで、エンジニアは医療機器のあらゆるシミュレーションから設計探索のスタディーができます。このスタディーでは、マルチフィジックスCFDシミュレーションの結果から自動的に機器設計のパラメーター変更が行われます。

シミュレーションをこのように使用することで、医療機器企業は実験が行われていなかったり、高コストだったり、非倫理的であったりする部分を調査し、動物モデルや臨床試験データへの依存度を下げられます。臨床試験は数百人の患者からデータをリアルに取り込むものですが、設計探査スタディーではエンジニアが数千にも上る設計のバリエーション、およびあらゆる使用シナリオを自動的にシミュレーションできます。これによって、機器の信頼性向上、イノベーションの増大、臨床試験のコスト削減につながります。

このオンデマンド・ウェビナーでは、透析カテーテルのシミュレーションを例に、医療機器開発で設計探査を導入する利点を定量化し、わかりやすくお伝えします。

講師:

  • ワシントン大学神経工学、Thomas McIlwain氏
  • シーメンスデジタルインダストリーズソフトウェア (旧シーメンスPLMソフトウェア)、Aaron Godfrey