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周波数応答関数 (FRF) テストで、騒音振動 (NVH) 製品開発のデジタライゼーションを進める

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周波数応答関数 (FRF) テストで、騒音振動 (NVH) 製品開発のデジタライゼーションを進める

製品開発サイクルのデジタライゼーションは、複雑化が進む製品や製品開発プロセスに対処する手法です。仮想設計手法やシミュレーションモデルは、無駄がなく、十分に現実的なものを使います。テストベースの周波数応答関数 (FRF) 情報を使用して、これらの仮想モデルと現実を相関します。このウェビナーでは、FRFデータを取得する3つの事例と、シームレスに統合されたSimcenterソリューションの解析モジュールを実行する事例を紹介します。

ウェビナーの内容:

  • ハイブリッドモデリングで、テストデータとCAEデータをどのように使用するのか
  • FRFテストデータは、CAEモデルの改善にどのように役立つか
  • 音響FRFは、車両パッケージのNVH設計にどのように役立つか

NVH領域のデジタライゼーション: 物理テストとシミュレーションを統合する

ウェビナーの第1部では、テストベースのFRF情報を使用して、正確かつ効率的にモデル化することの難しい複雑なCAEアセンブリ部品を表現するソリューションを紹介します。また、Simcenterのテストソリューションを使用した伝達関数の収集についても説明します。正確な振動音響周波数応答関数 / 伝達関数を取得するために必要な要素を考えます。この伝達関数は、Transfer Path Analysis (TPA) で直接 / 相互に収集できます。

GIGO (ごみデータを入れればごみデータしか出てこない) リスクを低減: 仮想モーダルモデルに正確な周波数応答関数データを提供

第2部では、電気モーターの固定子の構造モデルの性能解析について説明します。

モデルのモーダル応答は、同じ部品のテストデータと比較して検証します。ここにGIGOの概念が適用されています。

ウェビナーでは、Simcenter Qsources加振ハードウェアを使用して適切な伝達関数を取得する方法を詳しく説明しています。専用のSimcenter Qsources加振器を使用して、高周波FRFを取得します。

周波数応答関数データは、実験モーダル解析に使います。モーダルモデルは、仮想モデルの検証で用います。

高周波車体遮音性能測定: 正確なテストデータを取得してNVHを改善

このウェビナーの最後の部分では、完全な車体の遮音性能評価に使用されている、周波数応答データの取得について説明しています。

ドライブラインが電動化され、他の機械部品が車両に統合されると、周波数の上限が5kHzを上回り、データ収集が困難になります。

この形式のサウンドパッケージの特性評価は、研究開発センターと生産サイトの品質管理部門の両方で行われています。

測定手順とデータ品質チェックについての最新情報が得られます。周波数応答関数データセットは、高度伝達経路解析 (TPA) 手法にも活用できます。

専門家に聞く: Tom Knechten

Tom Knechtenは、NVH領域のコンサルティング・プロジェクトのエンジニアとしてキャリアをスタートさせました。実験モーダル解析やさまざまな伝達経路解析手法を活用しながら高品質の周波数応答関数 (FRF) 情報を収集するという大がかりな作業を手掛けてきました。

プロジェクトエンジニアからプロジェクトリードを経て技術製品マネージャーへと昇格し、現在は高精度の伝達関数測定を効率的に行い、お客様のワークフローに統合できるソリューションの開発に携わっています。

講演者の紹介

Siemens Digital Industries Software

Tom Knechten

製品マネージャー