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システムシミュレーションを使用してエンジン駆動システムの設計を最適化

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システムシミュレーションを使用してエンジン駆動システムの設計を最適化

競争の激しい市場を生き抜く自動車OEMおよびサプライヤーは、現在の厳しい排ガス、騒音、および安全性の基準を満たすため、革新的な製品の開発を迫られています。それには、電子システムを大幅に進化させ、スマートな機能を実現することが必要です。

このような状況で、燃料システム、バルブトレイン、エンジンの機械システム、および吸排気システムなどのエンジンアクチュエーターを設計するにあたっては、車両の複数の属性 (燃費、排ガス、走行性能、NVH、運転性能など) を最適化しなければなりません。ウェビナーでは次のテーマを扱います。

  • 最初に、Francesca Furnoが、エンジンアクチュエーターの代表的なエンジニアリング業務について、コンポーネント設計の最適化から、車両レベルでのハードウェアとソフトウェアの統合までをお話しします。
  • 次に、デンソーの林将司氏に、さまざまな条件における油圧可変カムシャフトタイミング (VCT) のパフォーマンスを予測し、燃焼機関に注入する燃料と空気の組成を正確に制御しながら、エンジンの性能を向上させる方法をご説明いただきます。

林将司氏について: パワートレインのコンポーネント設計とシミュレーションに関するデジタルエンジニアリング・エキスパート。バルブトレインシステムの部品エンジニアとして1993年にデンソーに入社。その後、2000年から2017年まで油圧VCT設計のシミュレーションエンジニアとして働いたのち、パワートレインコンポーネントのデジタルエンジニアリング・エキスパートに就任。

Francesca Furno博士について: イタリアのトリノ工科大学で機械工学の理学修士とエネルギーシステムの博士号を取得。 専門領域は、油圧部品とシステムのシミュレーションです。イタリアの企業に数年間勤務した後、2007年に旧LMS Imagine Divisionにプロジェクトエンジニアとして入社。現在はシーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアでビジネス・デベロッパーとして流体システムを中心に取り組んでいます。