自動車サプライヤーは、コストを抑え、不確実な市場を舵取りしながら、新技術の最前線を走り続ける必要があります。設計、エンジニアリング、製造を統合したシーメンスデジタルインダストリーズソフトウェアのNXは、従来の設計とジェネレーティブ・デザインの両方をサポートしており、OEMとサプライヤーのコラボレーションを促進する次世代の設計ソリューションです。ウェビナーに参加すると、次世代の車両と車両部品を実現できるNXについて学べます。
3月25日、Nand Kochhar (自動車 / 輸送機器戦略担当副社長) と、Tom Spangler (製品エンジニアリングソフトウェア、シニアマーケティングマネージャー) が、自動車サプライヤーの直面するトレンドと課題を解説し、これらの課題の解決にシーメンスNXがどのように役立つのかを説明します。
自動車サプライヤーは、顧客のニーズに応えるうえで技術的、経済的な課題に直面しています。全体的な環境も急激に変化しています。電気自動車やコネクテッドカーが登場し、自動運転化、軽量化が進むなか、自動車の在り方が変わり、人と自動車の関わり方も変化しています。この業界でも大規模な統合が進んでおり、コミュニケーションとコラボレーションの問題が発生しています。貿易摩擦やコロナの世界的大流行が発生し、新興市場との競争が激化するなか、自動車部品業界の不確実性は増すばかりです。
さらにシーメンスNXは、生産性を劇的に改善する世界最効率のモデリング環境と、サプライヤー間、サプライヤー - OEM間のコラボレーションを促進するオープンで協調的な設計プラットフォームを提供します。革命的なジェネレーティブ・エンジニアリング技術とアディティブ・マニュファクチャリング / 3Dプリントで、革新的な軽量設計と大量生産を実現します。統合型電気機械設計は、未来の車両を開発するうえで不可欠です。完全統合型の設計、エンジニアリング、製造環境を使用すれば、品質を改善し、市場投入期間を短縮することができます。
Marquardtは、インタラクティブ メカトロニクスのリーディングカンパニーです。自動車やトラックの運転手なら誰でも、Marquardtの製品に直接触れたことがあるはずです。また、Marquardtの革新的なスイッチ、センサー、制御ユニットは、家庭、職場、工場でも目にします。Marquardtでは、グローバルに統一された製品プラットフォームが必要になりました。既存のCADソリューションは、Marquardtのプロセスに合わせて最適化されていませんでした。Marquardtは、グローバル設計プラットフォームとして、シーメンスの専門知識と柔軟性を活用するNXを採用しました。
現在ドゥカティは、年間およそ4万台のバイクを製造しています。ドゥカティの製品ラインは、ミディアム / ハイエンド市場向けの6つの製品ファミリー、17のモデルで構成されています。ドゥカティで働く1,000人の従業員のうち、200人近くが研究開発 (R&D) に携わっています。同社は毎年、研究開発に多額の投資を行っています。ドゥカティは事業をグローバルに展開しており、幅広いパートナーとサプライヤーのネットワークで生産の92%に対応しています。
ドゥカティは、NXに標準化することで、初期構想から製品発売に至る製品開発期間を40%短縮しました。ドゥカティはNXの柔軟性と使い易さを高く評価しています。