既存の航空機での新しい防氷技術に関する知見が得られます。また、着氷環境での機体周りの気流を正確にシミュレーションする方法を学びます。
寒冷気象の飛行状況で航空機に着氷すると、揚力の損失や飛行速度の不正確な測定など、重大な問題が発生する可能性があります。このたび、FAA Part 25とFAA Part 23に追加された認可要件で、シミュレーションの用途が増えた結果、認可にかかる費用が削減されました。
このウェビナーでは着氷認可でのシミュレーションの価値を紹介するとともに、CFDを使って防氷装置を効果的にモデリングする方法を説明します。
Battelle Memorial InstituteのKevin Yugulis氏が、彼が関わったBattelleのHeatCoatテクノロジーについて紹介します。これは、後付け可能な飛行中の防氷装置 (IPS: Ice Protection System) です。通常であれば着陸を余儀なくされる着氷状態であっても、この装置によって飛行可能になるように設計されています。この装置を機体に実装するには、機体構造全体における着氷および熱伝導の知識が必要です。そのため、着氷環境での機体周りの気流を正確にシミュレーションすることが非常に重要です。
ウェビナーの内容: