13 October 2010

より高品質な設計を短期間で実現する新手法 Solid Edge ST3を発表

【2010年10月13日 米国テキサス州PLANO発 】  

シーメンス産業オートメーション事業部のビジネスユニットであり、製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダである、 シーメンスPLMソフトウェア は本日、Solid Edge® ST3 を発表しました。この最新バージョンは、シンクロナス・テクノロジが可能にする新しい機能により、製品設計に要する時間を大幅に短縮し、リビジョンの対応をさらに効率化し、サードパーティのCADシステムで作成されたデータのインポートと再利用をさらに容易にします。さらに、シミュレーションや設計データ管理に関連する数多くの機能を拡張し、顧客の声に基づく千件以上に及ぶ改善を施しています。

「Solid Edge ST3は大きな技術的進展を遂げるとともに、顧客の特定のニーズを満たします。シンクロナス・テクノロジは従来の設計手法に比べて数多くの設計タスクをわずかな時間で実行できるようにします。これによりエンジニアは、ものづくりやイノベーションの創出に時間を振り分けることができるため、より高品質な製品をより迅速に設計できるようになります」と、CPDAのPLMリサーチ・ディレクタであるDr. Ken Versprille氏は述べています。

「世界中のお客様からさまざまな点で生産性が向上したという報告を受けていることは、シンクロナス・テクノロジが真に革新的であることの証しであると思います。Solid Edge ST3は設計時間を大幅に短縮しますが、それ以上に重要なのが、ユーザがソフトウェア操作に悩まされることなく、目の前の設計作業に集中できるようになることです」と、シーメンスPLMソフトウェアのVelocity SeriesおよびSolid Edgeビジネス担当シニア・バイスプレジデント兼ジェネラル・マネージャのKarsten Newburyは述べています。

シンクロナス・テクノロジのビジョンを実現

シーメンスPLMソフトウェアは、Solid Edge ST3にシンクロナス・テクノロジを余すことなく採り入れています。これまでの部品モデリングや板金設計に加え、配管、配線、フレーム、アセンブリの各フィーチャなど、シンクロナス・テクノロジで作成したモデルをすべてのアセンブリと組み合わせて使用できるようになりました。さらに、シンクロナス・テクノロジ・ベースによる部品間の結合性を初めて採り入れ、アセンブリ設計プロセスの前後・最中にかかわらず、いつでも設計意図を定義・変更できるようになりました。

Solid Edge ST3はまた、同じ統合設計環境内で、シンクロナス・テクノロジ・ベースのフィーチャと作成順序に依存する従来型のフィーチャの両方を操作できる画期的な機能を提供します。そのため、シンクロナス・テクノロジ・ベースのフィーチャを使って設計時間の短縮と柔軟な編集を実現しながら、作成順序に依存する従来型のフィーチャをこれに追加して鋳造部品や機械加工部品などのプロセス部品を設計するといったことが可能になります。既存のモデル内にある作成順序依存のフィーチャをシンクロナス・テクノロジの環境に選択的に移動できるため、ユーザに最高の柔軟性と使い勝手を提供します。

シンクロナス・テクノロジを利用するために、他の3DシステムからSolid Edgeに乗り換える企業が増えています。これを受け、Solid Edge ST3には2D図面を既存の3Dモデルにマージする新機能も追加され、この点においても生産性を大きく向上させることができます。2D図面の製造寸法が、インポートした当該の3Dモデルに自動的に転送されることで、出来上がった「製造用」の3D寸法をその場で編集したり、インポートした3Dモデルをシンクロナス・テクノロジを使って変更したりできるようになります。

「Solid Edge ST3は、シンクロナス・テクノロジを余すことなく採り入れ、この革新的なテクノロジのビジョンを実現しています。Solid Edgeに新機能を追加する一番の目的は、お客様に大きなビジネス価値を提供することであり、今回リリースしたSolid Edge ST3はその目的を間違いなく達成していると確信しています」と、シーメンスPLMソフトウェアのSolid Edge製品開発担当ディレクタのDan Staplesは述べています。

シミュレーション機能の搭載

統合シミュレーション・アプリケーションを搭載したSolid Edge ST3には、トルク、軸受荷重、ユーザ定義の拘束といった新機能に加え、ボルトや板金のエッジコネクタなどのアセンブリ間の新しい接続機能も搭載されています。さらに、モデルの簡素化ツールや、モデル内を可視化できるビジュアライゼーション機能も搭載され、解析結果を迅速に出力することができます。これをシンクロナス・テクノロジまたは作成順序依存方法を用いて微調整することも可能です。Solid Edgeは、部品とアセンブリの設計を製品開発プロセスの早期に検証できるため、製品の市場投入期間の短縮や物理的な試作品の製作コストの削減を実現することができます。

「Solid Edge Simulationを追加したとたん、外部のプロのエンジニアからの請求金額が大幅に低くなりました」と、Modern Mechanical Fab社のメカニカル・エンジニアであるJohn Fillion氏は述べています。

スケーラブルなデータ管理

Microsoft SharePoint®製品との長年にわたる連携を通して開発されたSolid Edge ST3 with Insight™ データ管理ソリューション は、Microsoft SharePoint 2010を利用してスケーラブルなデータ管理戦略を拡張させることができます。この最新のShare Pointプラットフォームを利用すると、プロジェクト管理機能、事業分析機能、ソーシャル・メディア機能を拡張して、CADユーザであるかどうかを問わず、さらに広範なユーザ間のコラボレーションを推進することができます。さらに、Solid Edgeの組込みクライアントとBOM(スタンドアロンの部品表)エディタを使用すると、CADユーザはもちろん、非CADユーザであっても製品構成を作成して、Solid Edge、Teamcenter® 、Teamcenter Express の各ソフトウェア上で公開することができます。その結果、製品設計を開始する前に初期段階のBOMを定義・調整できるため、設計プロセスをより迅速に進めることができるようになります。

「当社では、(Solid Edge with) Insightを使用して、顧客30社の関連ファイル105,000点以上を管理しています。Insightはユーザにとって非常に透過的であり、リモートサーバーであるにもかかわらず、まるでデスクトップ上で操作しているかのようです。Insightは当社の製品開発プロセスに欠かせません。設計を行っている企業はこれを活用することでメリットが得られます」と、Inergi社のエンジニアリング担当ディレクタであるJames Bullington氏は述べています。

顧客の声を反映

Solid Edge ST3は、製品開発プロセス全体を通してこれまでになく高いビジネス価値を顧客に提供するため、顧客の声を直接反映させた数千点にも及ぶ改善が施されています。板金、配管、フレームの設計からアセンブリの管理、製図に至る広範な作業に新機能が追加されています。たとえば、板金設計には、閉じたコーナータイプ、部品番号と他のジオメトリとのエッチング、製造用や輸送用のタブといった製造専用のフィーチャなどが新規に追加されています。Solid Edgeは製図作業においても進化を続けています。たとえば、すべての製造寸法、注釈、アイテム番号のアセンブリへの埋め込み機能、部品カラーを図面内のラインスタイルとして維持する機能などが追加されています。さらに、多言語対応機能により、ひとつの図面、またはひとつの注釈でさえ、多言語の文字セットを組み合わせ使用することができます。また、ユーザ・インターフェースも完全カスタマイズ可能なラジアル・メニューを採用して、マウス操作を大幅に少なくします。それだけでなく、フィーチャや部品の管理ダイアログが透けて表示されたり、コマンド・インタラクション・ダイアログが小さく表示されるようになるなど、グラフィックの作業スペースを最大に活用できるようになっています。

「当社は、Solid Edgeを10年間使用しています。Solid Edge ST3はこれまでのリリースの中でも最高です。Solid Edgeの一番いいところは、モデルの作成と修正が物凄く速く行えることです」と、Group SEB社のIT R&D担当マネージャであるOlivier Pellerin氏は述べています。

「Solid Edge ST3は、当社の定評あるシンクロナス・テクノロジをさらに進化させ、顧客のニーズへの対応に真摯に取り組んだ成果です。当社はお客様を一番に考えるという企業理念を抱え、これに大きな誇りを持っていますが、Solid Edge ST3はいたるところにこの理念が具現化されています。数々の新機能に加え、数千点を超えるお客様の要望を採り入れたSolid Edge ST3は、まさにお客様の声を直接反映させた製品であり、われわれがお客様の製品開発に対するニーズにいち早く対応できることを示すものです」と、シーメンスPLMソフトウェアのVelocity Series製品開発担当バイスプレジデントであるBill McClureは述べています。

Solid Edgeについて

Solid Edgeは、設計時間の短縮、設計変更への迅速な対応、インポート・データの再利用の促進を可能にするシンクロナス・テクノロジを搭載した最も完成度の高い2D/3DハイブリッドCADシステムです。部品とアセンブリのモデリング、製図、透過的なデータ管理、内蔵の有限要素解析など、そのどれもが卓越したSolid Edgeは、Velocity Series™ のコア・コンポーネントであり、ますます複雑化する製品設計をより簡素化します。

シーメンスPLMソフトウェアについて

シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンス産業オートメーション事業部のビジネスユニットで、PLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウェアおよび関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダです。これまで世界6万3,000社のお客さまにサービスを提供し、約670万ライセンスにおよぶソフトウェア販売実績を上げています。米国テキサス州プラノを本拠地として、数多くの企業と協働して、豊富なアイデアを価値ある製品に変えるオープンなソリューションを提供しています。シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する詳細は www.siemens.com/plmにてご覧いただけます。

シーメンス産業オートメーション事業部について

シーメンスインダストリーセクターに属するシーメンス産業オートメーション事業部(ドイツ・ニュルンベルク)は、オートメーション・システム、工業用制御機器、産業用ソフトウェアの分野で世界をリードしています。製造・加工業界向けの標準製品から、自動車生産設備や化学工場全体の自動化を含む全産業、全システムに向けたソリューションまで、その取り扱い品目は多岐にわたっています。産業オートメーション事業部は業界屈指のソフトウェア・サプライヤとして、製品の設計、開発、製造、販売、各種保守サービスに至るまで、製造企業のバリューチェーン全体を最適化します。シーメンス産業オートメーション事業部は全世界で約39,000人の従業員を擁し(2009年9月30日現在)、2009年度の総売上高は70億ユーロを達成しています。詳細は www.siemens.com/industryautomationをご覧ください。


注意:SiemensおよびSiemensのロゴは、Siemens AGの登録商標です。Solid Edge、Velocity Series、Insight、およびTeamcenterは、米国およびその他の国におけるSiemens Product Lifecycle Management Software Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。SharePointはMicrosoft Corporationの登録商標です。その他の商標、登録商標、サービス・マークはそれぞれ各所有者に帰属します。

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