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19 May 2010

シーメンスPLMソフトウェア、製品ライフサイクルにおける判断プロセスを変革する新しいテクノロジ・フレームワークを発表

【2010年5月20日 米国テキサス州PLANOおよび中国上海発】

シーメンス産業オートメーション事業部のビジネスユニットであり、製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダである、シーメンスPLMソフトウェア は本日、製品ライフサイクルに関わるすべての意思決定者が、ひとつひとつの判断をより確かな情報に基づいて、確実、適切かつ効率的に行えるようにする新しいテクノロジ・フレームワーク「High Definition PLM(以下、HD-PLM)」を発表しました。

2010年上海万博で発表されたHD-PLMは、判断を下すべき担当者、検討されるべきあらゆる選択肢、ツール、製品関連情報をひとつに結び付けることで、部門間の意思決定のあり方を変革します。このテクノロジ・フレームワークにより、ユーザは、多種多様な表現で担当する作業に必要なデジタル情報にアクセスでき、ユーザの見たい形式で表現できます。HD-PLMでは、情報を極めて直感的なビジュアルで表現することによって区別を明確にし、より正確なナレッジへの変換を促し、積極的にユーザをサポートしてコラボレーティブな判断プロセスを支援します。さらに、HD-PLMは、それら判断の手順を企業のベスト・プラクティスに照らして検証してくれます。

データの活用、価値ある情報、ナレッジの作成、理解の助長

高度に複雑化し競争激化するグローバル環境において、企業はより革新的で高品質な新製品をいち早く市場に投入しければならない大きなプレッシャーにさらされています。このプレッシャーに対応するため、さまざまな部門のさまざまな担当者がバリューチェーンも巻き込み、製品ライフサイクルを通して何百回も何千回も重要な判断を強いられています。市場における製品の成功は、個々の判断の適確さとスピードによって大きく左右されます。さまざまなソースから異なるフォーマットで日々蓄積される膨大な情報の中からひとつの結論を見出さなくてはならないにも関わらず、製品関連の判断の多くはグローバルに分散するさまざまな分野の専門情報に頼らざるを得ないことも、この難しい作業を一層困難にしています。

HD-PLMのテクノロジ・フレームワークは、シーメンスPLMソフトウェアの互いに密接に統合された各種エンタープライズ向けソリューションを通し、グローバルに分散した各種フォーマットの膨大なデータをナレッジへと効率的に変換します。これらのソリューションは、能動的にデータを価値ある情報に変え、それを理解し易い直感的なビジュアルで豊富に表現する高度なデータ・インタラクションの世界へユーザを導くことで、製品ライフサイクルにおける判断能力を強化します。

より精度の高い意思決定へ

HD-PLMは、ユーザのより適確な判断を促すため、ユーザにイノベーション創出のための時間をより多く割り当てるための4つの基本機能を備えています。

  1. パーソナライズ:個々のユーザを認識し、そのユーザの職務遂行に必要な情報だけを選択し優先的に提示して、ユーザの見たい形式で表現できます。
  2. アシスト:情報を極めて直感的なビジュアルで表現することによって区別を明確にし、より正確なナレッジへの変換を促し、積極的にユーザをサポートしてコラボレーティブな判断プロセスを支援します。
  3. 明確化:豊富な情報を極めて直感的な表現方法でユーザに提示し、異なる部門やソースからの関連データでユーザをナビゲートしてもらうことで、ユーザの理解を明確化します。
  4. 検証:ユーザの判断手順をベスト・プラクティスに照らして検証します。各種の分析法を適用して選択肢を評価したり、判断プロセスのベスト・プラクティスを将来のために保存しておいたりすることができます。

HD-PLM対応のシステムは、例えば、ある特定のユーザをCADオペレータとして、パワートレインのエンジニアとして、あるいは航空機の翼の設計者として個別に認識し、そのユーザの職務遂行に必要で、かつ適切な作業環境を揃えたワークスペースをそのユーザのために自動的にパーソナライズします。次に、担当する活動内容に基づいて、考慮すべき関連情報と職務の内容に応じて協力を要求できる相手を選択し、ユーザの職務の遂行を積極的に支援します。これらのプロセス実行時に、HD-PLMは、ユーザへ情報をビジュアルで直感的に提示し、各分野の詳細情報へ容易にアクセス可能にするなど、ユーザに対して情報を明確化します。最後に、各種の分析や、各専門分野、企業、業界のベスト・プラクティスに照らして評価を行い、利用可能なナレッジを活用して、その判断プロセスを検証することができます。その結果、ユーザはよりインテリジェントな判断を下せるだけでなく、それを効率的かつ高い信頼性のもとで下せるようになります。

判断プロセスに必要な関連情報はすべて、スマートフォンやタブレット・コンピュータなどの各種対応デバイスを使えば、ユーザがどこにいようと、そのユーザに瞬時に送られてきます。広く分散する各種フォーマットの情報にインテリジェントにナビゲートし、情報を結び付け、意味のある判断材料を構築します。そして、最新のテクノロジを活用してその情報を魅力的なビジュアルで表現し、効率的に作業することで、HD-PLMテクノロジは企業内のナレッジの共有を促進して、「精度の高い(High Definition)」意思決定を可能にします。

「インテリジェントな判断を行うために情報交換やコラボレーションを可能にし、かつその決定が他の利害関係者に与える影響も把握できるプラットフォームを、基本的には誰もが望んでいます。より適切な意思決定を支援するシステムの役割とは、共通のプラットフォーム上でユーザが互いを実際にまたはバーチャルに「見て」、効率的にコミュニケーションを図り、そして互いのニーズを満たす判断を最適化し調和を保つことです」と、IDC Manufacturing Insightsの製品ライフサイクル戦略担当プラクティス・ディレターのJoe Barkai氏は述べています。

強力な技術基盤に裏打ちされたテクノロジ

HD-PLMは、30年以上もの間、ソフトウェアにイノベーションを提供してきたシーメンスPLMソフトウェアの強力な技術基盤の上に構築されています。HD-PLMは、この基盤をさらに拡大するものであり、シームレスに統合されたPLMソリューションを通して、一貫した作業環境に基づく意思決定支援の環境を提供します。デジタル製品開発ソリューション「NX™」、デジタル・ライフサイクル管理ソリューション「Teamcenter®」、そしてデジタル・マニュファクチャリング・ソリューション「Tecnomatix®」の次バージョンには、製品ライフサイクルを通して、グローバルな拡張エンタープライズに対応する、直感的な統合意思決定支援環境が構築されます。これらのエンタープライズ向け統合ソリューションを活用すれば、自分の職務に関係する意思決定だけでなく、その判断が与える上流・下流の他の部門への影響も考慮できる、部門間情報ネットワークを構築することができます。

シーメンスPLMソフトウェアは同日、NXの最新バージョンを発表しており、Teamcenterと連携してHD-PLMのテクノロジ・フレームワークを活用する方法について紹介しています。(NX最新バージョンのプレスリリースを参照)

「HD-PLMのテクノロジ・フレームワークは、画期的なソリューションを提供してきた当社の基盤の上に構築されていますが、ソフトウェアとハードウェア、そして通信の新しい技術を活用して、また新たなイノベーションを切り拓きました。HD-PLMは、当社のコラボレーティブなグローバル製品開発チームが、製造企業の社内外にある膨大な情報の特定、取得、照合を可能にし、一貫性のある、強力で直感的なビジュアル環境によりデータを価値ある情報に変換する共通の統合ソフトウェア・ツールの開発を可能にしている技術基盤でもあります。その効果は、ナレッジが、適切な人に、適切な場所で、適切な形態ですぐに利用されることによって、迅速でインテリジェントな判断、つまり、当社で『High Definition』と呼ぶ、より精度の高い意思決定への促進となって現れています」と、シーメンスPLMソフトウェアの製品担当上級副社長兼CTOであるChuck Grindstaffは述べています。

HD-PLMテクノロジの一般への紹介

シーメンスPLMソフトウェアは本日、2010年上海万博でHD-PLMの機能の概要を発表し、また、米テキサス州ダラスで来月開催される「Siemens PLM Connection Americas User Conference」においてもその概要を発表します。HD-PLMの詳細については、www.siemens.com/plm/hdplmをご覧ください。

シーメンスPLMソフトウェアについて

シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンス産業オートメーション事業部のビジネスユニットで、PLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウェアおよび関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダです。これまで世界6万3,000社のお客さまにサービスを提供し、約670万ライセンスにおよぶソフトウェア販売実績を上げています。米国テキサス州プラノを本拠地として、数多くの企業と協働して、豊富なアイデアを価値ある製品に変えるオープンなソリューションを提供しています。シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する詳細は www.siemens.com/plmにてご覧いただけます。

シーメンス産業オートメーション事業部について

シーメンスインダストリーセクターに属するシーメンス産業オートメーション事業部(ドイツ・ニュルンベルク)は、オートメーション・システム、工業用制御機器、産業用ソフトウェアの分野で世界をリードしています。製造・加工業界向けの標準製品から、自動車生産設備や化学工場全体の自動化を含む全産業、全システムに向けたソリューションまで、その取り扱い品目は多岐にわたっています。産業オートメーション事業部は業界屈指のソフトウェア・サプライヤとして、製品の設計、開発、製造、販売、各種保守サービスに至るまで、製造企業のバリューチェーン全体を最適化します。シーメンス産業オートメーション事業部は全世界で約39,000人の従業員を擁し(2009年9月30日現在)、2009年度の総売上高は70億ユーロを達成しています。詳細は www.siemens.com/industryautomationをご覧ください。


注意:SiemensおよびSiemensのロゴは、Siemens AGの登録商標です。NX、TeamcenterおよびTecnomatixは、米国およびその他の国におけるSiemens Product Lifecycle Management Software Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他の商標、登録商標、サービス・マークはそれぞれ各所有者に帰属します。

【お客様からのお問い合わせ先】
シーメンスPLMソフトウェア お問い合わせ窓口
Tel:0066-3386-1032
E-Mail:jp_marcom.plm@siemens.com
URL:http://www.siemens.com/plm
Twitter:http://twitter.com/SiemensPLM_JP

 

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