02 June 2004

UGS、Solid Edgeバージョン16を発表

2004年6月2日、米国フロリダ州ORLANDO、SOLID EDGE USER SUMMIT発

製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダ、UGSは、本日、Solid Edgeバージョン16を発表いたしました。Solid Edgeは、メインストリーム製品ライフサイクル管理(PLM)市場向けの、業界をリードするバリューベースの3次元CADシステムです。Solid Edgeバージョン16は、米国にて9月に出荷開始の予定です。

「過去2年間、経済環境が最悪であったにも関わらず、Solid Edgeは目覚しい業績を上げております。」と、UGSの会長、社長兼CEOのTony Affusoは述べております。「Solid Edgeは、独立企業となった弊社の今後の成長やPLM業界における事業拡大の原動力になってくれるでしょう。」

複雑な製品をシンプルに

近年、製品の複雑化が急速に進んでいます。情報通信に関する調査会社である英国のCambashi社が最近発表したレポートによると、エンジニアリング部門に対し、以下のような要求が強まっています。
・ オプションの増加、製品の多様化を求める市場の声に対応
・ 競合他社に先駆けて新技術を採用
・ より多くの機能をより小さな空間で実現
・ 機能性だけでなくデザインにも優れた製品を求める消費者の要求に対応

Cambashi社はまた、新製品開発期間の短縮を実現しつつ、上記の要求に応えなければならないと指摘しています。

Solid Edgeバージョン16は、Design with Insight(将来を見抜いた設計)のビジョンを継承しています。標準装備されているInsightテクノロジの設計管理機能により、設計意図やユーザ企業の業界特有のプロセスに、より多くの見識を組み込むことで、複雑な製品設計を容易に行えるようになります。

設計意図におけるInsight

複雑な設計に取り組む際、プロセス全体を通じて設計意図の把握・維持を行うことが非常に効果的であり、Solid Edgeもシステムデザイン機能の向上に努めてきました。バージョン16では、新しいシステムデザイン機能として、アジャスタブル・パーツ、締め具自動配置機能、アセンブリのダイナミック・ファミリなど、設計時の柔軟性を高める機能が盛り込まれました。

バージョン16では、2D/3Dハイブリッド設計機能が強化され、AutoCADユーザにとってさらに使いやすくなりました。また、2次元のアセンブリ・レイアウトから3次元の部品を作る機能も追加されました。2D/3Dハイブリッド設計用に追加された新ツールとしては、独自機能の“Zero D”があり、製品構成を仮想空間で定義することができます。

業界特有の課題を解決するInsight

複雑な設計に取り組むということは、設計者が意図する通りに動作し、その業界特有の条件を満たすアプリケーションを使用する、ということを意味します。Solid Edgeでは、各業界特有の設計課題を解決できるように、設計者により多くの見識を提供します。各業界が抱える課題に特化したツールやワークフローを提供することで、設計プロセスの迅速化を実現します。

バージョン16では、コンシューマ製品向けアプリケーションとして、Virtual Studio+が搭載されました。これは、フォトリアリスティック・レンダリングが行える先進のソリューションで、美術的なスケッチをベースにレンダリングが可能で、描画やコンセプトのレビューが早い段階で行えます。

機械設計についてはフレーム・デザインや配管機能が追加され、システム設計や2D/3Dハイブリッド拡張が容易になりました。これにより、設備機器業界でも利用を拡大できるようになりました。

Solid Edgeは今年の初め、バージョン15でコア機能やキャビティ機能に加えて金型設計用アプリケーションを発表し、金型設計市場にその地位を浸透させました。バージョン16では、この金型設計機能を強化し、ランナー配置機能やスライダー、インサート、ストリッパープレート、湯道などの自動設計を実現しました。主要コンポーネント・サプライヤに対応した標準ライブラリを用意するとともに、カスタム・モールドベースを定義する機能も搭載しました。

CAD業界アナリストのコメント

「2003年は世界経済が厳しい状況であったにもかかわらず、Solid Edgeは大きく成長しました。その理由が、Solid Edgeが進化を続け、顧客が必要とする高品質なソフトウェアを提供し続けているという点にあることは間違いありません。」と、TechniCom社のプレジデント、Ray Kurland氏は述べております。「バージョン16も例外ではなく、Solid Edgeに搭載された最先端技術の多くがさらに進化しています。」

「Solid Edgeは研究開発を重視しており、今回も設計者やエンジニアに素晴らしい付加価値を提供しています。」と、市場調査会社、Daratech社のマーケット・アナリスト担当シニア・バイスプレジデントであるMonica Schnitger氏は述べております。

「バージョン16では、顧客からの要望に応えて数多くの機能拡張が行われていますが、それに加えて、Zero Dや“Evolve to 3D”移行プログラムなど、設計プロセスを大きく進化させるさまざまな新機能が搭載されています。」と、Schnitger氏は述べております。「Zero D機能により、バーチャル・コンポーネントを使ってアセンブリ構造の概念をトップダウンでまとめられるようになりましたが、これにより実質的な生産性が大きく向上します。“Evolve to 3D”プログラムも同じで、このプログラムを使えば、自分たちに適した2D/3Dワークフローを作成し、設計プロセスの調整で大きな混乱を招くことなく、3次元への移行を自由なペースで行うことができます。」

Solid Edgeについて

高性能な3次元CADソフトウェアであるUGSのSolid Edgeによって、製造企業はInsightを利用した設計、市場投入までの期間短縮、品質向上、低コストを実現することが可能です。CADシステムに設計管理機能を直接組み込んだSolid Edge Insight 技術により、設計意図を組織全体で共有させ、連携を高めることができます。Solid Edgeの卓越した基本モデリングやプロセス・ワークフローとともに、このInsightによって設計変更(ECO)やそれに関連する作業のやり直しを50パーセント以上削減することができます。Amana、Philips Broadcasting Systems、Pella Windows、アルコアや日本電気エンジニアリング、ボルボ、エール大学を含む何千もの企業や大学の設計者によってSolid Edgeコミュニティは構成されています。また、Solid Edge ボイジャ・プログラムには200種の統合されたエンジニアリング・ソフトウェアや、コンピュータ・ハードウェア・ソリューションが含まれています。

UGSについて

UGSは、世界全体で300万本以上の販売ライセンス数と42,000社の顧客数を誇り、製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスおいて世界をリードするPLMプロバイダです。同社は、技術の公開や標準化を推進するとともに、顧客との密接なコラボレーションを行うことにより、プロセス改革を可能にするさまざまなソリューションの提供を行っており、数多くのお客様がPLMの有効性を認識し始めています。UGS製品やサービスに関する詳細はhttp://www.ugs.jphttp://www.ugs.comにてご覧いただけます。