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16 June 2004

米国Tinker空軍基地、UGSとIntel社のワイヤレスPLMソリューションを使用した航空機保守整備プロジェクトの第一段階を完了

2004年6月16日、米国オクラホマ州OKLAHOMA CITY発

製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするPLM製品プロバイダ、UGSおよびIntel社と米国製造科学センター(NCMS)は本日、米国Tinker空軍基地(AFB)のメカニック保守整備プロジェクトの第一段階を完了したと、発表いたしました。このプロジェクトは、ワイヤレスTablet PCを採用したモビリティ・ソリューションによって、航空機保守整備の効率性、生産性を向上させる目的のものであり、大幅なコスト削減が見込まれています。

Tinker空軍基地のポイント・オブ・メンテナンス・ソリューションは、Intel Centrinoモバイルテクノロジ搭載のワイヤレスTablet PCと、業界をリードするUGSのTeamcenter PLM製品群を基盤とするソフトウェアによって構築されています(TeamcenterはTinker空軍基地のライフサイクル管理プロセスのデジタル・バックボーンとしてすでに運用中です)。同ソリューションは、国防総省ロジスティックス・センターの広範なニーズに対応するために開発され、生産性の向上とペーパー・プロセスの標準化とデジタル化を実現し、優れたプロセス・ナレッジ(知識情報)を70万人以上の保守整備担当者にもたらします。ソフトウェアの開発は、NCMSおよびそのメンバー企業と協力の上、UGSとIntel社が担当し、従来のペーパー・フォームの見た目と感覚を踏襲しながらプロセスを大幅に自動化しました。

「Tinker空軍基地では、B-1爆撃機、B-52爆撃機、C-135輸送機など大型の航空機約75機を1年間に整備しています。」と、Tinker空軍基地のNCMSプログラム・マネージャ、Ed Kincaid氏は述べております。「航空機とエンジンは完全に分解した上で、検査、調整し、組み立て直しを行いますが、この作業には通常、1台の航空機につき約半年が必要です。従来の保守整備プロセスでは、修理情報を現場で1つ1つ集め、そのデータを後で入力しなければなりませんでした。」

「しかし、新しいソリューションのおかげで、保守整備要員がワイヤレスTablet PCと現在使用しているペーパー・フォームの電子版とを用いて、保守整備時に修理データを入力できるようになります。システムが大幅に合理化されたため、Tinker空軍基地の保守整備費用は大幅に削減される上、航空機の保守整備に要する期間も大幅に短縮されると期待しています。さらには、この新技術の採用により、航空機がその本来の仕事である防衛任務につく時間を増加することができます。」

UGSとIntel社が設計したポイント・オブ・メンテナンス・システムには、製品品質を向上させ、作業のやり直しを減少させるエラーチェック機能とナレッジ補足機能が搭載されています。この機能により、あらゆる修理の際にメカニックとエンジニアのナレッジを取り込み、後に再利用できるようになります。

「武器システムの点検・修理情報をデジタル的に取り込み、それを閲覧できるということは、保守整備の時点で指示を出し、それを直ちに受け取ることが可能なだけでなく、部品の割り当てや現場の技術データへのアクセスが保守整備と平行してできることを意味します。これによって、ペーパー・プロセスに否応なく付随する待ち時間がなくなり、保守整備期間が数週間単位で短縮できます。」と、Tinker空軍基地、航空戦損傷時修理エンジニアリング責任者David M. Moore中尉は述べております。「このソリューションは、検査プロセスにかかる時間を削減してくれると同時に、データの精度を高め、保守整備履歴の追跡も可能にします。その結果、兵站評価と検査プロセス全体が大幅に改善されます」と述べています。

成果を生み出すコラボレーション

UGSとIntel社の緊密な協力関係はすでに数年以上にわたるものです。Tinker空軍基地のプロジェクトは、両社のそれぞれの強みを活かし、お客様にとっての価値を創造できる新たな分野へと各ソリューションの利用範囲を拡大したものです。

「PLM市場は急速に拡大しており、UGSはこの業界のグローバルリーダーとして、弊社の技術を適用して実社会における問題を解決できる新たな手法を常に追求しています。」と、UGSのPLMソリューション担当エグゼクティブ・バイスプレジデント、Chuck Grindstaffは述べております。「Intel社と協力することにより、世界で最も広く利用されているPLM製品群であるTeamcenterをIntel Centrinoモバイルテクノロジに最適化し、Tinker空軍基地向けの画期的なソリューションに仕上げることができました。こうしたモバイル・ソリューションに対する関心は高く、これまでにも航空宇宙、国防、自動車といった業界や、大手航空会社、ヘルスケア関連企業から引き合いがきています。」

「Intel CentrinoモバイルテクノロジとUGSのTeamcenterが可能にするモビリティと性能は、企業の業務革新に貢献しております。」と、Intel社のソリューション市場開発グループ副社長、John Davies氏は述べております。「こうしたソリューションは、ペーパー・プロセスによって生産性が限定されている方々にテクノロジの恩恵をもたらす、デジタル・バックボーンの役割を果たします。」

NCMSについて

製造科学センター(NCMS)は、あらゆる業界が連携して研究開発を進めている北米最大のコンソーシアムであり、製造技術、製造プロセス、製造プラクティスに特化した米国唯一の団体です。NCMSは17年以上にわたり研究開発プログラムの開発と管理を行ってきた実績を有し、製造業界のあらゆる分野の支持を得ています。NCMSの共同プロジェクトに関する詳細は、 www.ncms.orgをご覧ください。

Intel社について

世界最大のチップメーカーであるIntel社は、コンピューター、ネットワーキング、通信関連製品の製造でも世界をリードしています。同社に関する詳細は、 www.intel.com/pressroomをご覧ください。

UGSについて

UGSは、世界全体で300万本以上の販売ライセンス数と42,000社の顧客数を誇り、製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスおいて世界をリードするPLMプロバイダです。同社は、技術の公開や標準化を推進するとともに、顧客との密接なコラボレーションを行うことにより、プロセス改革を可能にするさまざまなソリューションの提供を行っており、数多くのお客様がPLMの有効性を認識し始めています。UGS製品やサービスに関する詳細はhttp://www.ugs.jphttp://www.ugs.comにてご覧いただけます。