本文へ移動

15 July 2004

UGS、E-factory工場レイアウト、材料取り扱い向けソリューション新バージョンを発表

2004年7月15日、米国NEW YORK CITY発

製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダUGSは本日、同社のE-factory製品群における2種類のアプリケーションを発表いたしました。Factory CADバージョン9.0とFactory Flowバージョン9.0で、両者を組み合わせると、工場の精密なデジタル・モデルを構築し、再利用可能な形で工場レイアウトを捕捉し、工場内の材料運搬を最適化することができます。

UGSは今回の発表を、アナリスト・メディア・ブリーフィング・イベント(2004年7月14日、15日に米国New Yorkにて開催)において行いました。同イベントは、5月27日にUGSが新たな社名ブランドのもとで独立企業として運営を開始して以来、初めての主要イベントとなります。

Factory CADとFactory Flowはいずれも、UGSが提供するデジタル製造ソリューションE-factory製品群の一部です。Factory CADは、プラントの詳細な3次元モデルを構築します。このソフトウェアでは「スマート・オブジェクト」を使って設計することで、工場レイアウト工程を迅速に行えます。スマート・オブジェクトとは、コンベアや中途階、クレーンから材料取り扱い用のコンテナやオペレータまで、プラントで使用されるあらゆるリソースをバーチャルに表示できるオブジェクトです。Factory Flowは、材料運搬の距離や頻度、コストに基づいて工場レイアウトの最適化を行うソフトです。工場レイアウトの分析では、材料の経路情報と貯蔵必要性、取り扱い機器の仕様、部品梱包情報などが利用されます。

「今回のリリースは、世界各地の様々なお客様の要望に応えるよう、当社の開発チームが一致協力した努力の成果です」と、UGSのデジタル製造製品管理担当バイスプレジデント、Al Hufstetlerは述べております。「工場レイアウトや材料取り扱い最適化のソリューションとして、より正確な結果をより短時間で得られるようになっています。」

Factory CADバージョン9.0:より正確な3次元工場レイアウトを設計

Factory CADバージョン9.0には、工場レイアウトを正確に設計するための機能が各種搭載されていますXML Object Builderが拡張され、自社装置を正確に表現したカスタム工場機器を作成できるようになりました。そのようなカスタム・オブジェクトの定義用ダイアログボックスもユーザの仕様に合わせてカスタマイズ可能で、カスタム機器の定義作業を簡素化することができます。

ナレッジの捕捉によってプラント設計を迅速に行うための機能として、XML System Builderを挙げられます。このツールを使うと、複数のカスタム・オブジェクトや標準オブジェクトをグループ化して1つのシステムとし、パラメータにより定義することができます。Factory CADのライブラリ・マネージャも拡張されており、このようなテンプレート的なシステム・オブジェクトに素早く簡単にアクセスすることが可能で、他のレイアウトの構築において再利用もできます。

Factory CADバージョン9.0は、工場のより正確な設計に加え、機器運転のシミュレーション機能も提供しています。Simulation Data Exchange(SDX)ユーティリティが拡張され、Tecnomatix Technologiesのディスクリート・イベントのシミュレーションソリューションeM-PlantとFactory CADをより緊密にリンクできるようになりました。それによりFactory CADから工場設計のシミュレーションを自動的に開始できるようになりました。

「Factory CADの新バージョンでは機能が大幅にアップしており、実際に建設する工場と外観も操作もそっくりな仮想工場を設計することができます。」と、Hufstetlerは述べております。

Factory Flowバージョン9.0:材料取り扱いを迅速に最適化

Factory Flowバージョン9.0では、演算機能が80%も高速化されるなど、処理速度の向上が図られています。材料取り扱いに関し、従来と同じ時間でより多く「このようにしたら」という仮設の検証ができるわけです。このような高速化をもたらしたものの1つが、新しいData Update Wizardです。この新しいウィザードを使うと、仮説検証のための解析をくり返す際に必要となる、Factory Flowのデータ管理やデータ変更処理などを簡単に行うことができます。

タッガー(1つあるいは複数のビンを一列に引く輸送装置)の取り扱いに関しても、さまざまな機能強化が行われています。新しいルート最適化ソルバーを使うと、タッガーの数や容量制限、ルート時間、配送タイミング・ウィンドウ、配送優先順位などに応じてタッガー・ルートを最適化することができます。

Factory Flowバージョン9.0のその他の主要機能としては、オペレータ歩行パス・ユーティリティが挙げられます。これはオペレータが歩く時間と距離を最小化するようにワークセルを設計するためのユーティリティです。新しいオペレータ歩行パス・ルーチンでは、工場で作業するオペレータ(1人あるいは複数)の活動をアニメーション化して解析することができます。

E-factoryについて

UGSのデジタル製造ソリューションE-factoryは、製品製造過程を改善し、製造企業の収益性の大幅拡大に貢献します。特に複雑な製造工程を持ち、より多くの製品をより速く、より低コストで市場に投入する必要のあるすべての企業のために開発された、製造のためのソリューションです。効率的なコラボレーションや十分な情報に基づく意志決定の推進、製品の設計変更への迅速な対応、ベストプラクティスの活用促進、最終的なプロセスによる期待された成果の確実な獲得等を実現します。E-factoryは業界をリードする包括的なアプリケーション群と、製品ライフサイクル全体をカバーする充実した実稼働実証済みのデータ管理基盤とを一体化した、PLM業界随一のソリューションです。

UGSについて

UGSは、世界全体で300万本以上の販売ライセンス数と42,000社の顧客数を誇り、製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスおいて世界をリードするPLMプロバイダです。同社は、技術の公開や標準化を推進するとともに、顧客との密接なコラボレーションを行うことにより、プロセス改革を可能にするさまざまなソリューションの提供を行っており、数多くのお客様がPLMの有効性を認識し始めています。UGS製品やサービスに関する詳細はhttp://www.ugs.jphttp://www.ugs.comにてご覧いただけます。