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22 December 2004

UGS、Open Manufacturing Backbone(OMB)を発表:サードパーティによるオープンなアプリケーション環境を提供する新たなデジタル製造バックボーン

2004年12月22日

製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスの業界をリードするPLMプロバイダUGS PLMソリューションズ株式会社(本社:東京、代表取締役社長:飯田 晴祥)は本日、グローバルな拡張性を備えた技術バックボーンであるOpen Manufacturing Backbone(OMB)を発表いたしました。この新しいバックボーンは、サードパーティによるソフトウェア・アプリケーションの相互運用を可能にするオープンな環境を提供して、デジタル製造工程に変革をもたらすものです。

OMBはUGSのTeamcenter Manufacturingプラットフォームのテクノロジーをベースとしています。Teamcenter Manufacturingはより高品質で低コストの生産を実現するために、企業の製造工程のデジタル化と管理を支援する堅牢なプラットフォームです。製造工程、製造資源、工場および製品のデータはすべて一つに統合されたTeamcenter Manufacturingのデータマネージャーに格納されます。これは、あらゆるデータを分け隔てなく、機能的に活用できる関係に置いて扱えるという、オープン環境における各種アプリケーションの共同作業の必要条件が満たされるということを意味しています。
これにより、サードパーティ製のデジタル製造アプリケーション - 例えば、UGSの顧客や競合各社、戦略的パートナー、その他のさまざまなメーカーが開発した製品について、OMBとのシームレスな相互運用が実現されます。UGSは現在、Tecnomatix社(NYSE:TCNO)をはじめとするアプリケーション・プロバイダー数社と提携してOMBの普及に取り組んでおり、さらにいくつかのアプリケーション・プロバイダー協定を近く発表する予定です。また、OMB内での相互運用が可能なUGS独自の追加アプリケーション群の開発も予定しています。

OMBへのアクセスは、すでに公開されているPLM XMLに基づき、UGSのE-factoryデジタル製造アプリケーションの統合化に使用しているものと同じツール群を利用して行うことができます。UGSがこれまでに開発した製品には、資源分類、部品製造計画、施設の配置・性能バリデーション、人間重視のバリデーションといった製造用アプリケーションに加え、製造分野を補完する多数のビューアやコンシューマ製品があります。いずれも、TeamcenterのベースをなすLDA(ライフサイクル・データ・アーキテクチャ)の上に構築されるか、LDAをホストとするアプリケーションであり、OMBを介してアクセスすることができます。
「真に価値あるデジタル製造の提供は、まず堅牢な技術バックボーンを持つことから始まります。我々の構想は、PLM市場をリードするTeamcenterの各種機能を製造の現場においてもベースとして活用したいということでした。」と、UGSの会長、社長兼CEOのTony Affusoは述べております。「Teamcenter Manufacturingの堅牢性と品質の高さは、弊社の早期導入プログラムを通じ、世界有数の製造企業10社によってすでに立証されています。このプログラムでは、オープン性と性能に優れた弊社技術が他の製造アプリケーションといかに連携しうるかを示すことができました。そして今、私達は満を持して、OMBによるオープンな統合環境を世に送り出す運びとなったのです。」

重要なニーズに対応

OMBは、高まりつつあるオープンなデジタル製造ソリューションへの需要にお応えします。デジタル製造は、製品の作り方をあらゆる面から改善することに主眼を置く、PLM戦略の一つです。世界でも最も先進的な考えを持つ製造企業の多くが、デジタル製造技術を積極的に採り入れています。そのような企業からは、資産の有効活用、発売までの期間短縮、工程の予測可能性の向上、利益率の増加といった、デジタル製造の数々の利点が報告されています。
大手PLMコンサルティング&リサーチ会社のCIMdata社が最近行った調査によれば、「オープン性と相互運用性」が、デジタル製造ソリューションの選択における重要要素のトップに挙げられています。この調査では、オープン性こそ、他とは異なるUGSの大きなメリットと考えられていることが明らかになりました。

「製造業におけるデジタル製造イニシアチブへの投資額は急速に増加しています。デジタル製造の強力な利点が世界中で証明されてきているからです。この投資額は恐らく向こう3年間、年25%以上の伸びを示すでしょう。」と、CIMdata社のプレジデント、Ed Miller氏は述べております。「UGSは、TeamcenterのオープンなアーキテクチャをOMBによって製造の世界にまで広めるという、意義ある一歩を踏み出しました。UGSには旧仕様の製品や単品アプリケーションを使っているお客様を持つ実績があります。ですから、デジタル製造戦略を支援するバックボーンの確立を望んでいるお客様にとって、Teamcenter Manufacturingは確実に魅力ある選択肢となるでしょう」。

このたびのOMBの発表は、デジタル製造市場におけるリーダーの地位を維持し続けるUGSの最新の快挙といえるものです。最近の4四半期におけるUGSのデジタル製造関連の収益は約100%増に達すると報告されています。

OMB内で稼動するVisiprise社製アプリケーション

これとは別に、製品品質とコンプライアンスの向上に結びつく業務全般の管理・制御の分野をリードするVisiprise社は本日、OMBを採用することを発表いたしました。Visiprise社とUGSは現在、航空宇宙産業のある大手企業が製品の製造・組み立て・試験に使用する、完全に一体化された総合デジタル製造プラットフォームの共同開発を進めています。
「航空宇宙業界のお客様用の、このTeamcenter/Visiprise Manufacturingの統合ソリューションの設計では、設計から製造完了までの全段階を通じてデータが完全に見えていることの便利さを感じていただけるプラットフォーム作りを目標にしています。」と、Visiprise社のプレジデント兼CEO、Sean McCloskey氏は述べております。「お客様の立場に立ったこうしたメリットの追究は、OMBの力によって可能になっています。弊社製も含めた、さまざまなアプリケーションをオープンな環境で使用できるからこそなのです。」
両社はこの開発作業に加え、Fortune 100製造企業10数社との間でもOMBの共同契約を締結することを目指しています。
「VisipriseはOMB内での相互運用性をもつ企業アプリケーションの一例であるという点で、お客様へのアピールに有効です。」と、UGSのPLMプロダクツ担当バイスプレジデントであるChuck Grindstaffは述べております。「全世界の製造企業にPLMの真価を体験していただけるという、OMBの活用モデルとなるからです。どのデータがどのアプリケーションに属しているかを、ユーザーが判断する必要はなくなります。データの同期を取るための重労働からも解放されます。そうした仕事を代わりに行うOMBは、まさしく弊社のお客様が待ち望んでいたバックボーンです。」

UGSについて

UGSは、世界全体で330万本以上の販売ライセンス数と42,000社の顧客数を誇り、製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダです。同社は、技術の公開や標準化を推進するとともに、顧客との密接なコラボレーションを行うことにより、プロセス改革を可能にするさまざまなソリューションの提供を行っており、数多くのお客様がPLMの有効性を認識し始めています。UGSの製品・サービスの詳細については、www.ugs.comをご覧ください。