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14 February 2005

Siemens社、JT Openプログラムに参加JT 3Dデータフォーマットの標準化の勢いがさらに加速

Siemens社、JT Openの一員となり、多業界にわたる製品開発においてPLM標準に欠かせない要素となるJTおよびPLM XMLの普及に努める

【2005年2月14日 米国マサチューセッツ州ケンブリッジ発(日本語抄訳)】

製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダUGS (本社:米国テキサス州プラノ、会長、社長兼CEO:Tony Affuso)は本日、世界的な製造企業であるSiemens社がJT Open(注1)の新規メンバーとなり、PLM業界で拡大を続けている業界諮問機関であるJT Openに参画することを発表いたしました。

JT Open においてSiemens社は、様々な業界において強力なリーダーシップを活かし、UGSが開発したオープンな3D JTデータフォーマットの将来の方向決定に参画します。また、数々の利点を備えたJTフォーマットを世界中の製造業界に広める活動に協力します。

Siemens社は現在、JTをベースにした世界的規模の"共通エンジニアリング・コラボレーション・プラットフォーム"の整備を進めています。このプラットフォームを同社のすべての関連企業にも利用可能なものとして、自社においてより良い製品・商品を開発するためのプロセスの加速化に役立てることがこの計画の狙いです。

JTは、製造業界において重要な製造情報の共有に最も広く使われている簡便なデータフォーマットであり、精密な3D製品ジオメトリデータの共有も可能にします。製品のライフサイクル全体を通じて、エンタープライズ規模の効果的かつ円滑なコラボレーションを実現する便利なデータフォーマットです。現在、3D JTフォーマットの方向決定および開発・普及活動は、JT Openプログラムによる支援のもとに行われています。JT Openプログラムは製造業界とPLM業界のリーダー企業、一流大学などで構成され、JT対応のアプリケーションの普及を通じて製品開発プロセスに改善をもたらすために全力を傾注しているグローバルな組織です。

今回のSiemens社のJT Openへの参加に関し、関係者より以下のコメントを頂いております。

「このグローバルな製造業コミュニティは、コラボレーションと製品ビジュアライゼーションに役立つ共通の3Dデータフォーマットを広く浸透させることによって、製品開発プロセスの効率化を目指しています。本日の発表内容は、この取り組みにおける飛躍的な前進を伝えるものです。Siemens社は世界で最も革新的で定評のある多国籍企業の一つであるだけでなく、様々な業界において世界をリードする存在です。多種多様な事業グループの協調のためにJTを採用し、JT Openに加入することで、同社はオープン技術に基づく、高度に効率化した製品開発環境を確立することを目指しています。Siemens社の取り組みは製造業界全体の手本となり、同時に、JT技術を事実上の業界標準として一層広く定着させる力になるでしょう。」

UGS
会長、社長兼CEO
Tony Affuso

JTの利点を立証したパイロット・プログラム

Siemens社は40万人以上の従業員を擁し、情報通信、自動化と制御、電力、輸送、医療、金融と不動産、照明など多岐にわたる事業グループの活動を通じて、さまざまな分野の世界市場で高い競争力を有しています。"Global Network of Innovation"(革新のグローバル・ネットワーク)の維持をスローガンに掲げる同社は、その理念通り、非常に広範な製品開発グループを有し、何種類ものCADソフトウェア・アプリケーションを配備し、柔軟で創造性ある設計を推進しています。しかし、CADアプリケーションの種類が増えればフォーマットの種類も増え、異なるエンジニアリング部門間でのデータの共有は難しくなります。

Siemens社は、製品開発の効率性を最適化し開発コストを抑えることを目標としたパイロット・プログラムを企画しました。さまざまなCADフォーマットをシームレスに一元化する手段として、簡便な3DデータフォーマットであるJTで共有化を図る実験です。このパイロット・プログラムの結果、JTには意志疎通の円滑化、製品品質の向上、製品開発期間の短縮、コスト削減などの効用があることが立証されました。

強力な機能を備え、製造業界で広く採用されているJTフォーマットは、製品のライフサイクル全体を通じてCADの相互運用性を高めるだけではありません。Siemens社ではJTの簡便性を活かし、柔軟で効率的なWebベースのコラボレーション環境上で、製品の3Dデータをエンジニアリング部門以外の全部門と共有させることにも成功しました。社員の誰もが製品の3Dジオメトリを瞬時に表示でき、重要な製品データにアクセスできる。このことは設計・製造コラボレーションの効果を倍増させ、その結果、人の移動や製品不適合への対応に費やす時間の節約と、コストの大幅削減をも可能にしました。

JTの利点を多分野で広く活用

パイロット・プロジェクトの成功に続き、Siemens社では、JTをベースにした世界的規模の"共通エンジニアリング・コラボレーション・プラットフォーム"を関係各社にも提供する計画を進めています。これにより、自社の各事業グループ間にとどまらず、全世界のパートナーとサプライヤーのネットワークにも、JTの利点を同様に活用する考えです。製品情報と3Dジオメトリの共有に、JTの共通プラットフォーム技術を採用すれば、PLMプロセスの全段階における意思決定のデジタル化が急速に進むことが期待されます。開発期間の短縮、製品技術革新の迅速化、製品品質の向上が世界中の事業部門で実現できると、Siemens社は考えています。

同社がこのたびJT Openプログラムへの加入を決定したのは、こうした効果を自社の事業グループやパートナーが確実に享受するだけでなく、同じ利益をすべての企業に広める手助けをするという目的からです。同社はJT Open運営機関への積極的な参加を通じ、製品データ共有の基本要素としてのJTを全製造分野に普及させるJT Openの試みに、大きく貢献しようとしています。さらに、広く使用されているXMLスキーマを用いたUGSのPLM XMLのさらなる進化にも主導的役割を果たします。Siemens社は、自社が導入する世界的規模の製品開発コラボレーション・システムを成功例として世に示し、国際的なリーダーシップを発揮して、世界中の企業に利益をもたらすPLM標準の普及に努めようとしています。

注1:JTおよびJT Openについて

JT Openは、UGSが顧客の要請に応じて組織した諮問団体であり、PLM業界で幅広く利用されている3D JTデータフォーマットを、製品情報や製造情報を共有するための共通規格として確立することを目的としています。2003年11月の発足以来、急拡大を続けています。JT Openには既に世界中の数多くの製造企業が参加しています。

JT Openプログラムは、PLMを競争優位性につながるものと考え、JTデータフォーマットを標準規格として採用したグローバル・リーダー各社が推進しているイニシアチブです。JTは、製品ビジュアライゼーションやPLMソフトウェア間の情報共有を可能にする共通データフォーマットです。堅牢な機能と軽量性を特徴とするJT技術により、世界中でリアルタイムに、製品ライフサイクルの全段階にわたり、製品データやインタラクティブ・イメージの閲覧・共有が可能です。

JT Openへの参加は、あらゆるエンド・ユーザ企業や独立系ソフトウェア・ベンダー(ISV)、学術機関、非営利の業界団体に開かれています。JT Openのメンバーは、UGS、General Motors、Ford、DaimlerChrysler、Siemens、マツダ、Renault、Visteon、Caterpillar、Autoweb、Bentley、PTC、Alias、Theorem、Opticore、Polyplan、Landmark、Spicer、Realtime Technology、Actify、および学術会員の米国Brigham Young大学、独Darmstadt工科大学、上海交通大学、Michigan大学、などが参加しています。

その他、JT Open賛同企業として、HP、Intel、Microsoft、SAP、Tecnomatix、Elysiumなど、このイニシアチブから間接的に価値を得ている企業が数多く参加しています。

JT Openについての詳細は、< http://www.jtopen.com/index.shtml>(英文)をご覧ください。

UGSについて

UGSは、世界全体で400万本近い販売ライセンス数と42,000社の顧客数を誇り、製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダです。同社は、技術の公開や標準化を推進するとともに、顧客との密接なコラボレーションを行うことにより、プロセス改革を可能にするさまざまなソリューションの提供を行っており、数多くのお客様がPLMの有効性を認識し始めています。UGS製品やサービスに関する詳細はhttp://www.ugs.jphttp://www.ugs.comにてご覧いただけます。

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