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15 February 2005

UGS、Femapバージョン9を発表

【2005年2月15日 米国テキサス州プラノ(日本語抄訳)】

製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするUGS(本社:米国テキサス州プラノ、会長、社長兼CEO:Tony Affuso)は本日、高度な有限要素解析(FEA)が行えるWindows®デスクトップ・ソフトウェアの最新版、「Femapバージョン9」を発表いたしました。Femap®バージョン9の出荷開始日は2005年第1四半期中を予定しております。

現在、企業の多くは、ひとつの製品の設計・開発するために多種多様なCADソフトウェアを活用しております。このため、複数のCADソフトウェアで作成されたデータを共有・活用するために新たにデータを統合するシステムを構築する必要がありました。Femapは、ソルバー(計算処理プログラム)の種類を選ばず、いかなるCADソフトウェアとでも連携が可能なため、新たなシステム構築を必要とせずCADデータの共有を図ることができます。

今回、発表したFemapバージョン9においては、Microsoft®の最新技術を用いることにより、更に柔軟且つ使い易いWindowsユーザー・インターフェースに対応しております。有限要素モデリング性能を大幅に向上したことはもちろんの事、各種構造/熱解析ソルバーとの統合性を更に緊密化しました。また、NX™ Nastranとのより一層の統合化を図るなど、様々な機能強化を行っております。

「Femapバージョン9は、多くのお客様からの機能強化のご要望にお応えするという意味でも、また使い勝手が改善されたという意味でも、大変意義あるものです。弊社は、常にユーザー企業のニーズに応えてきました。また、CATIA、Pro/Engineer、AutoDesk、SolidWorks、Solid EdgeといったUGS NX以外のCADシステムのユーザーにも同社のCAE機能を提供できるよう開発を進めてきました。Femapは事業規模や製品の複雑さに関係なく、あらゆる企業に適合できる、特定のCADに依存しないソリューションを提供します。弊社のユーザー本位のオープンな製品開発手法が、ユーザー企業の競争優位性の向上に直接結びつくものと信じております。」

UGS
製品担当エグゼクティブ・バイスプレジデント
Chuck Grindstaff

Femapバージョン9-主な機能強化点

  1. パワフルで新しいグラフィカル・ユーザー・インターフェース(GUI)
    Femapは20年以上にわたり、強力でしかもシンプルな有限要素モデリング機能を提供し続けています。その方向性を継ぐ新機能として、新しくFemapの全機能に直接アクセスできる便利なGUIを、オプションでご利用いただけるようになりました。プログラムやFEAモデルのインタラクティブ操作が可能になったFemapバージョン9は、生産性を飛躍的に向上させます。新しいインターフェースでは、コマンドや機能のナビゲート/アクセスが容易になり、有限要素法によるモデリング、解析、後処理のルーチンを効率的に実行できます。現在Femapを使用しているユーザーは、従来のFemapユーザー・インターフェースと、次のような便利な特長を備える新しいユーザー・インターフェースの、いずれかを選択することができます。
    • 17種類の標準ツールバーに加え、カスタマイズ/フローティング/ドッキングが可能なツールバー。
    • 同一のワークセッション内で複数のFemapモデルをサポート。一つのモデルを複数のビューで表示可能。
    • モデル間の“カット&ペースト”機能。
    • 上位のエンティティに直接アクセス可能なModel Information Tree。
    • Femapモデルデータを直接レビューし編集できるEntity Editor。他のWindowsアプリケーションへフォーマットを完全に維持してデータのコピー&ペーストも可能。
    • Femapモデルデータをグリッドを用いた見やすい表形式で表現するData Table。
    • Femapエンティティの選択がユーザー・インターフェースの最上層から行えるToolbar Entity Selector。

  2. 有限要素モデリング性能
    新しくなった有限要素メッシング・アルゴリズムで、モデリング性能がさらにアップ。インポートしたCADジオメトリでしばしば面倒な手作業でのクリーンアップを必要にする“スライバ・サーフェス”の自動グループ化機能や自動削除機能などがあります。

  3. 一般に使用されているデジタル・シミュレーション・ツールとの統合性
    Femapバージョン9は以前のバージョン同様、NX Nastran、MSC.Nastran™、ANSYS®、ABAQUS®、LS-DYNA™、TMG、Sinda-G™、TRASYSなど、世界をリードする数多くの構造/熱解析ソルバーの最新版との緊密な統合をサポートします。

  4. Nastran解析の効率
    Femapバージョン9は、Nastran® XDBファイルおよび先日発表されたNX Nastranバージョン3からの結果の直接読み込みをサポートします。
    • Nastran XDBファイル:読み込むモデルに関する情報と、このファイルで出力可能なデータの種類が、インターフェースに表示されます。ユーザーは読み込みたい出力データの種類を選択できます。特定のNastranケースや特定のタイムステップのみを出力させたり、あらかじめ設定したノードや要素のグループのみを出力させたりすることができます。大きい出力ファイルを使った作業も、パフォーマンスを低下させることなく行えます。
    • NX Nastranバージョン3:NX Nastranのこの最新バージョンには、世界に認められているADINAィの非線形構造解析ソルバー技術をベースとした高度な非線形機能(ソリューション601)をオプションで搭載しています。このオプション機能により、FemapとNX Nastranのユーザーは、従来のNastran標準入出力ファイル・フォーマットとNastranシミュレーション作業プロセスをそのまま用いて、より高度な非線形シミュレーションを実行することができます。
    • NX Nastranバージョン3の統合デスクトップ版を、Femapバージョン9と併せてご利用いただくことができます。

世界で最も広く使われている有限要素解析(FEA)ソフトウェアであるNastranは、以前はMSC.Software CorporationからMSC.Nastranとして提供されていたのみでした。この度、このMSC.Nastranのソースコードをもとに作られたNX Nastranは、企業が機能パフォーマンスを正確に予測し、製品設計の複数の選択肢を効果的に評価することを可能にしました。企業はNX Nastranを使用して短時間で設計の見通しを立て、エンジニアリング上のさまざまな決定を、設計工程の初期段階で要領よく行うことができます。このことは高性能・高品質、そして革新的な製品を生み出すことにつながると同時に、製造コストをトータルに削減します。

UGSについて

UGSは、世界全体で400万本近い販売ライセンス数と42,000社の顧客数を誇り、製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダです。同社は、技術の公開や標準化を推進するとともに、顧客との密接なコラボレーションを行うことにより、プロセス改革を可能にするさまざまなソリューションの提供を行っており、数多くのお客様がPLMの有効性を認識し始めています。UGS製品やサービスに関する詳細はhttp://www.ugs.jphttp://www.ugs.comにてご覧いただけます。

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