14 September 2005

UGS、「絶え間ないイノベーション」を推進する最新のデジタル製品開発ソリューション、NX 4をリリース

【2005年9月14日 米国テキサス州PLANO発】

製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダUGS(本社:米国テキサス州プラノ、会長、社長兼CEO:Tony Affuso、以下UGS)は本日、デジタル製品開発の統合ソリューションNXの最新バージョンであるNX 4を発表しました。製品開発プロセス全体を通じてナレッジの取り込みや性能のシミュレーションを実行する業界屈指の各種機能に加え、今回のNX 4では、製造業に製品の差別化とイノベーション・プロセスの変革をもたらす、ユーザー指向の機能が数百点も強化されています。
「多くの企業は、業界を席巻するような新製品を生み出す『ビッグ・アイデア』を模索しています。しかし、私が調査した限り、世界のリーディング・カンパニーと言われる企業は、顧客にもっと満足してもらえる方法を絶え間なく、そして執拗に研究しています。顧客の視点に立てば、顧客が求める要求は8個以上挙げられるし、顧客の嗜好・認識は製品のライフサイクル中に4回以上も変わるとされています。NXに見られる素晴らしい点は、設計機能、シミュレーション機能の強化からナレッジを取り込むツールに至るまで細かな点が配慮されていることです。これらの機能は絶え間ないイノベーション戦略の実施に欠かせないものばかりです。」

Design Insight社
マネージング・ディレクタ
Peter Marks氏

Dysonの絶え間ないイノベーションを支えるNX

昨年、掃除機の製品で100億ドル以上の売上を計上し躍進を続ける業界大手メーカーDysonは、1つの設計につき数百もの特許を取得していることからも分かるように、イノベーションに特化した企業です。製品開発プロセス全体にわたりNXを活用することによって、競合を優に引き離すイノベーションを絶えず創出し、画期的な掃除機を開発しています。

「既存の技術に異を唱え、新しいイノベーションや設計を考え出すことこそがDysonの信条です。NXは、詳細な3Dモデルの作成、デジタル・シミュレーションの実行、プロトタイプの迅速な製作に専念できるパワフルなデジタル・テクノロジーを提供して、企業のイノベーション文化を支えています。」

Dyson社
CADシステム・マネージャー
John Myers氏

NXユーザー、I-deasユーザーにさらなる利点をもたらすユーザー指向の各種機能を強化

顧客の意見・要望を最重要視することによって、UGSはNX 4の隅々に数々の新機能を追加し、また、I-deas NXシリーズからNXへの移行ユーザーのために迅速で効率的な移行を実現するデータ・マイグレーション機能も大幅に向上させました。

「NX 4は、デジタル製品開発のための高度なテクノロジーを搭載し、引き続き業界をリードしていく製品です。今回のリリースでは、製品のスタイリング、設計、解析、シミュレーション、製造に関するユーザー指向の機能が数百点も強化されており、革新的な製品の開発アプローチを一新します。また、NXはI-deasユーザーとの約束を果たすべき、データ・マイグレーション・ツールの強化を図り、NXへの迅速な移行を支援します。」

UGS社
製品担当エグゼクティグ・バイスプレジデント
Chuck Grindstaff

「UGSが、I-deasユーザーやUnigraphicsユーザーに対する約束を果たしただけでなく、NXへの移行機能も強化したことに非常に感銘を受けています。NX 4ベータ版を使用しましたが、高度な機能が搭載されているのに、ミッドレンジのCADパッケージと同じぐらい簡単に操作できるのです。」

Goodrich Wheel and Brakes社
システム・スペシャリスト
David Pence氏

製品開発プロセス全体にイノベーションを吹き込む新機能

NX 4は、デジタル・シミュレーション、ナレッジの取り込み、ユーザビリティ、システム・エンジニアリングの4つの主要カテゴリにおいて製造業のイノベーション推進を強力に支援します。それぞれのカテゴリで、製品開発プロセス全体にわたり個々のユーザーが絶え間ないイノベーションを推進できるデジタルー・ツールが新機能として追加されています。

  • デジタル・シミュレーション
    NX 4では、高度なCAE機能が数々採り入れられています。CAE機能は製品ライフサイクル管理(PLM)にとって欠かせないものであり、スケーラブルな解析機能を通してイノベーションを支援します。設計者に向けた設計シミュレーション・ツールをはじめ、エンジニアリング解析の専門家に向けた超高性能シミュレーション・ツールまで用意されています。これらの高度な解析機能を利用できるのも、高生産性を実現するNXのオープンな使用環境によります。熱流体力学(CFD)の新しい統合アプリケーションは、人工衛星の設計から家電製品や自動車のパッケージ・スタディまで広範な用途で既にその価値が実証されています。また、NX 4では、UGSの「オープンな設計環境(Open by Design)」戦略の一環として、NX Nastranはもちろん、ABAQUSやANSYSなどのサードパーティ製ソルバーの広範な解析機能との互換性もさらに強化されています。(詳細については、NX Nastran V4に関するプレスリリースを参照してください)。NX Nastranは、UGSのデジタル・シミュレーション戦略において重要な役割を担うものであり、ユーザーは自らのベスト・プラクティスを実践し、設計におけるデジタル・シミュレーションの価値を高めることができます。

  • ナレッジの取り込み
    NX 4では、一般的なエンジニアリング機能のパッケージ・ライブラリを搭載したDesignLogicについても多くの機能拡張が行われています。DesignLogicを使用すれば、エンジニアは製品ナレッジを設計に組み込むことができ、設計プロセスにおける繰り返し作業を効率化することができます。

    NX 4は設計プロセスに役立つナレッジだけでなく、新しいManufacturing Wizard Builderの使用によって製造プロセスにおけるナレッジも取り込むことができます。Manufacturing Wizard BuilderはNX 3で導入されたProcess Studioのコア・テクノロジーに基づいており、シンプルなワークフロー環境で一般的な製造プロセスのナレッジの取り込みを可能にします。ナレッジを取り込めば、「ウィザード」方式で、自動プログラムの作成プロセスが自動化されます。このアプローチであれば、製造プロセスを効率化でき、また製品の市場投入期間の短縮に欠かせないプロセスの再利用をも可能にします。

    さらに、UGSはNX 4で引き続きユーザーの利便性を向上させるためにユーザーがカスタム・アプリケーションを開発する際にプログラミング言語を自由に選べるようにしています。Javaプログラミング言語もサポートするようになったため、それぞれのユーザーのニーズに合わせた最適なツールを使ってアプリケーションを開発することができます。また、NXのコア機能にアクセスするための共通のフレームワークも提供します。こうしたオープンなアプローチの採用により、例えば、コスト管理用の独自のシステムとの接続が可能になるなど、NXアプリケーションを他の外部システムに統合することも可能となります。

  • ユーザビリティ
    NX 4 にはそれぞれのユーザーの業界や経験レベルに即したユーザー・インタフェース・テンプレートが豊富に用意されているため、使い勝手がさらに向上しています。ユーザーは自分の業界や経験レベルを選択するだけで、NXがその選択に沿って最も生産的な機能セットを自動的に表示します。ニーズに応じて独自の画面レイアウトやアイコン・マップを作成できるため、NXを使用してさらに生産性を高めることができます。

  • システム・エンジニアリング
    コンセプト設計の新しいアプローチとして、他製品にはない2-D Layout機能が追加されました。設計スキームを迅速に作成でき、しかも製品開発の進展に伴って拡充させていくことができます。初期段階のうちにコンセプトを統合設計プロセスに組み入れることによって、イノベーションを加速化させることができます。
「UGSは、PLM業界のリーダーとしての地位を保持しています。その理由は、UGSが常に顧客の声に耳を傾け、顧客に果敢な約束を交わし、そして、革新的なソフトウェア・ソリューションを提供することでそうした約束を果たしているからです。UGSが掲げる『絶え間ないイノベーション』のテーマは、NX 4が革新的な製品の開発支援を行うことができるという点だけでなく、PLM業界向けたUGSのソフトウェアの開発方法にもその真髄が見てとれます。」

Collaborative Product Development Associates社
プリンシパル/PLMリサーチ・ディレクター
Ken Versprille, Ph.D.

革新的な製品開発を支援するNXのその他重要な機能:

  • 規格準拠: NX 4に新しい製品製造情報(PMI: Product and Manufacturing Information)アプリケーションが追加されました。このアプリケーションを使用すると、必要な製造情報や非グラフィックス・データを、3Dモデルに即座に付け加えることができます。これにより、2D図面に頼ることなく、製品情報に関する設計者と製造担当者とのコミュニケーションを活性化させます。このPMIアプリケーションはASME Y14.41およびISO 10規格に準拠しています。

  • データ管理: NX 4はTeamcenterソフトウェアとさらに密接に連携するようになったため、例えば、複数の製品構造をコンテキストに合わせてバーチャルにアセンブリするといった合成機能など、高度な製品構造ツールを活用することができます。

  • NCプログラミングとモールド・ダイ設計: NX 4には、一般的な高速ミリング加工、多機能マシンへの対応、5軸マシニング、NCプログラミングの自動化などの機能が搭載され、高度な工作機械シミュレーションを実行することができます。これにより、ユーザーは最も効率的で高度な工作機械の価値を最大化することができます。また、モールド設計やダイ設計のユーザー向けに電極設計用の新しいツーリング機能も追加されています。

  • オープンなコラボレーション: NX 4では、他のCADシステムで作成されたモデルを世界的に使用されているJTデータ・フォーマットで使用でき、しかも関連性を保持します。例えば、NX 4でJTフォーマットのコンポーネントを使ってアセンブリの拘束を作成し、その後にそのJTフォーマットのコンポーネントに変更が加えられた場合、そのアセンブリ条件および結合条件が自動的に更新されます。これにより、複数のCADシステムによる真のアセンブリ設計が可能となります。

    この関連性はマシニングにもリンクされます。NX 4で作成したツール・パスがJTフォーマットのモデルにリンクされていれば、オリジナルの設計での更新がNXおよびJTフォーマットのモデルに反映され、ツール・パスが自動的に更新されます。

UGSについて

UGSは、世界全体でおよそ400万本の販売ライセンス数と46,000社の顧客数を誇り、製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダです。UGSは、本社をテキサス州Planoに置き、顧客とそのパートナーがUGSのオープンなエンタープライズ向けソリューションを活用して、グローバルなイノベーション・ネットワーク内でコラボレーションを行うことを通して、世界クラスの製品やサービスの提供を可能にする世界の実現をそのビジョンに掲げ、イノベーションのプロセスを変革するという使命を果たしています。UGS製品やサービスに関する詳細は http://www.ugs.jphttp://www.ugs.com/(英文)にてご覧いただけます。

注意:UGS、NX、Teamcenter、I-deas、Transforming the process of innovationは、米国およびその他の国におけるUGS Corp.またはその子会社の商標または登録商標です。NASTRANはNASAの登録商標です。その他の商標、登録商標、サービス・マークはそれぞれ各所有者に帰属します。



このニュース・リリースの記載内容のうち、歴史的事実でない部分については、製品の新規導入および継続的なイノベーションによって予想される顧客の利点に関する記述、または「可能です」、「します」、「期待されます」、「予定しています」、「予想されます」、「計画しています」といった予測的な言葉を伴う記述は、予測の記述に該当します。これらの予測的な記述は、数多くのリスク要因や不確実性の影響を受けるため、実際の結果は予測と異なる可能性があります。そうしたリスク要因や不確実性には、例えばPLM業界における開発、競争、イノベーションの失敗、知的財産などに関連するものが考えられます。UGSは米国証券取引委員会(SEC)に提出している最新のForm S-4の登録届出書において、上記および上記に関連するリスク要因について見解を記載しています。UGSは、新しい情報が判明した場合や何らかの出来事が生じた場合であっても、このニュース・リリースの予測的な記述を更新または修正する義務を負いません。