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20 June 2006

UGS、sd&m社から3次元ジオメトリによる"形状検索"テクノロジを買収し、世界の製造企業の部品再利用プロセスを変革

【2006年6月20日 米国ニューヨークおよびドイツ・ミュンヘン発】

製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダUGSは本日、本日、部品再利用プロセスを変革することで世界の製造企業に大きなビジネス価値をもたらす、新製品開発用のテクノロジを、ドイツの大手ソフトウェア・コンサルタント会社、software design & management(sd&m)社から買収したと発表しました。sd&m社はCapgeminiグループの一企業です。契約条件は公表されていません。

UGSは、ニューヨークにおける年次業界アナリスト会議でこのニュースを発表しました。

このテクノロジは、これまでgeolus SHAPEとして販売されていましたが、Geolus Searchに名称を変更し、すでに、製造現場で使用されています。この「形状検索」アプリケーションを使用すると、製造企業は膨大な異種データ・ソースからデジタルで定義された部品の3Dモデルを幾何形状の類似性に基づいて素早く検索することができます。sd&m社は、このテクノロジでCADCAM誌の2004年「Innovator of the Year」賞を受賞しました。今回の買収に伴い、UGSは部品の再利用によりイノベーションを推進し、重複部品の設計と購入に要する時間や経費の無駄をなくす高度なジオメトリベースの検索アプリケーションを開発する道を拓きました。

「DaimlerChryslerの商用自動車部門は、製品設計を強化し、重複部品や類似部品の製造コストを削減するための手段として、この製品を3年前から使用しています。その結果、重複部品の開発を初期段階で検出し、回避できるようになり、特にヨーロッパや日本、北米・南米のグローバルな開発サイト間で部品使用の最適化を目指して活用しています。さらに、この製品を当社の目標価格設定プログラムに利用することで、大幅な年間経費削減にも役立っています。」

DaimlerChrysler社
IT商用自動車開発担当ディレクタ
Ulrich Salzer氏

大幅なコスト削減と市場投入期間の短縮

部品再利用の自動化戦略を採用すれば、企業は大幅なコスト削減を実現できる可能性があります。しかし、これまでの検索エンジンでは、その検索基準として部品の実際のジオメトリではなく、英数字やメタデータを使用しているため、部品再利用の自動化戦略はまだ大半の企業で採用されておりません。従来の検索方法は、部品機能の説明、用途、重量、その他重要な特性など、ジオメトリ以外のデータを使用して部品検索を行う場合には極めて威力を発揮します。しかし、各部品を適切に定義されたスキーマに基づいて分類し、そのスキーマを検索時に使用する必要があるため、部品の形状まで加味するのは非常に困難です。

UGSのGeolus Searchは、英数字の代わりに、一般的なPLMプログラムやCADプログラムに関連したジオメトリ・データを検索に使用します。部品を手動であらかじめ分類する必要はなく、100万点以上の部品からなるデータベースを検索し、重複・類似しているジオメトリを数秒で見つけることができます。検索結果は、サムネイル形式で一覧表示されます。この形状検索方式は単独で使用したり、あるいは従来のメタデータ検索プロセスを補完するものとして使用すれば、非常に効率的な検索を行うことができます。

「重複部品が拡大すると、製造企業の在庫維持コストが30パーセントから40パーセント増加する場合があります。効率的な部品の再利用戦略を立てれば、製造企業は重複部品の設計や購入に要する多大な時間と無駄な経費を省くことができます。潜在的なコスト削減はかなりの額になります。」

AberdeenGroup社
プロダクト・イノベーション&
エンジニアリング・リサーチ担当バイスプレジデント
Jim Brown氏

再利用によるイノベーション、JTデータの活用

革新的な新製品のほとんどは、既存の設計を変更したり改良して製造されます。Geolus Searchは、ジオメトリ形状に基づいて素早く容易に部品検索が行えるため、部品や製品の再設計の必要性が大幅に削減され、新たなアイディアを刺激してイノベーションを推進するのに役立ちます。さらに、VRMLやSTL、そしてビジュアライゼーションやコラボレーションのためにPLM業界で最も広く採用されている3次元データ・フォーマットであるJTなど、複数のデータ・フォーマットをサポートしているため、実質的にどのPLMやCAD環境でも使用できます。また、ほとんどすべての主要CADアプリケーションはJTとの互換性を有しているため、UGSではUGS製品ポートフォリオ内で将来のGeolus Search開発基盤としてJTを採用し、そのサポートをさらに強化していく計画です。

「Geolus Searchは、効率的な部品再利用戦略を立てる際の障壁を解消する画期的なテクノロジであり、3次元のビジュアル・テクノロジにより重複・類似しているジオメトリを素早く検索することができます。そのマルチフォーマットの互換性とJTデータ標準へのサポートは、UGSが提唱している"オープンな設計環境"のビジネス・モデルにも合致しており、PLM業界全体に価値を創出します。当社は、コスト削減、市場投入期間の短縮、および再利用によるイノベーションの推進が可能な独自のテクノロジをお客様に提供できることを誇りに思っております。」

UGS社
PLM製品担当エグゼクティブ・バイスプレジデント
Chuck Grindstaff

実績に裏付けられた革新的なテクノロジ

Geolus Searchのテクノロジは、業界で実証済みのソリューションであり、世界中の顧客の製造現場で使用されており、確実な成果を上げています。

「sd&m社は、顧客と密接に連携を取りながら各用途に合わせたソフトウェア・エンジニアリングの専門技術を活用して革新的なテクノロジを開発し、業界への導入に耐え得る成熟した製品へと仕上げました。UGSのような業界リーダーによって、このテクノロジが世界のPLM業界で使用されようとしていることを嬉しく思っています。世界規模で事業を展開しているCapgeminiグループの一企業として、これからも、顧客に最大限の利益をもたらすような、各用途に合わせたITソリューションの開発を中核業務にしていきます。」

sd&m社
執行役員
Kai Grambow氏

Geolus Searchは、UGSからすぐに入手することができます。本日発表した買収の一環として、UGSはsd&m社との間でサービス・パートナーシップを結び、sd&m社はこのソリューションをシステムやプロセス環境に組み込むためのユーザ・サポートを継続していきます。

sd&m社について

ソフトウェアの設計および管理を専門にするsd&m社は、1,000名以上の従業員を擁し、売上高(2005年度)1億4,100万ユーロを誇るドイツ有数のソフトウェア・コンサルタント企業です。同社は各種のカスタム・ソフトウェア・ソリューションを開発し、ITコンサルタント・サービスを提供しています。これらの業務は、最高のソフトウェア・エンジニアリングと信頼性の高いプロジェクト管理を基盤にして提供しています。ミュンヘン、シュツットガルト、フランクフルト、ケルン/ボン、デュッセルドルフ、ベルリン、ハンブルク、チューリッヒに拠点を有し、オンサイトのサポート体制を整えています。Capgeminiグループの一企業としてグローバル・ネットワークの一役も担っています。

Capgeminiグループについて

Capgeminiグループは、コンサルティング、テクノロジおよびアウトソーシングの各種サービスを提供している世界的な大手プロバイダであり、"Collaborative Business Experience(コラボレーティブなビジネス体験)"という独自の業務スタイルにより、クライアントとのコラボレーションを展開しています。同社は、互いの成功と具体的数値の実現を掲げ、ビジネスにおける成長戦略の実施、テクノロジの活用、およびコラボレーションを通した成長を支援しています。世界中に約61,000名の従業員を擁し、グループ全体の2005年度売上高は69億5,400万ユーロにのぼっています。提供しているサービス、支点、研究所に関する詳細については、 www.capgemini.comをご覧ください。

UGSについて

UGSは、世界全体でおよそ400万本の販売ライセンス数と46,000社の顧客数を誇り、製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダです。UGSは、本社をテキサス州Planoに置き、顧客とそのパートナーがUGSのオープンなエンタープライズ向けソリューションを活用して、グローバルなイノベーション・ネットワーク内でコラボレーションを行うことを通して、世界クラスの製品やサービスの提供を可能にする世界の実現をそのビジョンに掲げ、イノベーションのプロセスを変革するという使命を果たしています。UGS製品やサービスに関する詳細は http://www.ugs.jphttp://www.ugs.com/(英文)にてご覧いただけます。

注意:UGS、GEOLUS、JT、およびTransforming the process of innovationは、米国およびその他の国におけるUGS Corp.またはその子会社の商標または登録商標です。その他の商標、登録商標、サービス・マークはそれぞれ各所有者に帰属します。

このニュース・リリースの記載内容のうち、歴史的事実でない部分については、製品の新規導入および継続的なイノベーションによって予想される顧客の利点に関する記述、または「可能です」、「します」、「期待されます」、「予定しています」、「予想されます」、「計画しています」といった予測的な言葉を伴う記述は、予測の記述に該当します。これらの予測的な記述は、数多くのリスク要因や不確実性の影響を受けるため、実際の結果は予測と異なる可能性があります。そうしたリスク要因や不確実性には、例えばPLM業界における開発、競争、イノベーションの失敗、知的財産などに関連するものが考えられます。UGSは米国証券取引委員会(SEC)に提出している最新のForm S-4の登録届出書において、上記および上記に関連するリスク要因について見解を記載しています。UGSは、新しい情報が判明した場合や何らかの出来事が生じた場合であっても、このニュース・リリースの予測的な記述を更新または修正する義務を負いません。