革新的でコラボラティブ、かつ連携した新規プログラムの管理
【2007年1月8日 米国テキサス州PLANO発】
製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダUGSは本年1月8日(米国時間)、日本をはじめ世界中の中小企業が抱えるcPDM(コラボレーティブな製品データ管理)のニーズを満たすために、IBMと新たな合意に達したことを発表しました。
今回の発表に際し米国IBM社ミッドマーケット担当ジェネラル・マネージャSteve Solazzo氏は、「今回の合意は、各業種の中小企業に特化したイノベーティブなビジネス・ソリューションとテクノロジー・ソリューションを提供していこうとする当社の戦略にとって重要なステップです。IBMのビジネス・パートナーとUGSの主力製品が組み合わされば、オープンで拡張性の高いデータ管理ソリューションを求めている中小企業に大きな価値をもたらす提案を示すことができます。」と述べています。
また、UGS社グローバルセールス&サービス担当エグゼクティブ・バイスプレジデント John Grahamは今回の合意に関して、「UGSは、テクノロジーとパートナーシップのいずれにおいてもオープン性を維持しており、今回、IBMと中小企業向けに連携する合意に達したことを非常に嬉しく思っています。UGSの顧客は競合他社3社を合わせた顧客よりも多く、こうした数多くのお客様がUGSの製品ナレッジ管理技術に信頼を置いてくれています。UGSはオープンなcPDMテクノロジーを利用した3Dデータの作成・管理で40%以上の世界シェアを有しています。IBMの中小企業向け戦略の一環として、今後IBMソフトウェア・グループとIBMビジネス・パートナーは業界のリーダーシップをさらに高めていくことでしょう。」と抱負を語っています。
重要な合意事項は次の2点です。
米国調査会社CIMdata社プレジデントEd Miller氏も、今回のUGSとIBMとの合意について、「UGSのこの戦略的な合意は、高成長を遂げている中小企業に注力するというUGSの絶え間ないコミットメントを示しています。Teamcenter Expressは同社の中小企業向け製品ポートフォリオであるUGS Velocity Seriesの開発をさらに推進し、またTeamcenterプラットフォームのオープンなマルチCADデータの活用をも推進するUGSの総合力を示すものです。今回の合意は、IBMとそのビジネス・パートナーにとって、中小企業向けソリューションのポートフォリオを大きく拡充させるものとなりました。」とメリットについて述べています。
更に、UGS社のJohn Grahamは今後のビジネス展開について、「当社は、IBMとの協力関係をさらに進展させるこの新たな合意に大きな期待を寄せています。IBMのお客様用に拡張したTeamcenter Expressの提供に関する今回のパートナーシップは、中小企業向けにマルチCAD対応を強化するという当社のコミットメントを示すものです。これで、IBMのビジネス・パートナーはぞれぞれの顧客のニーズを満たす最高のテクノロジーを手にしたことになります。Teamcenter ExpressはオープンなcPDM製品であり、IBMのお客様にマルチCADデータの管理手段を提供します。」と表明しています。
オープンなプラットフォームは、グローバルなイノベーション・ネットワークの実現に不可欠です。UGSとIBMは、これまでオープンなコラボレーションへのコミットメントを発表し、それを実現してきました。IBMは先ごろ、製品の設計と開発をコア・ビジネス・プロセスに緊密に連携させる新しいオープンなProduct Development Integration Framework(PDIF)の計画を発表しました。このフレームワークは、ビジネス・パートナーが提供するPLMアプリケーションと組み合わせることで、設計およびビジネス上のコラボレーションをバリュー・チェーン全体に簡単に展開できるようにします(詳細は、後日発表予定)。また、UGSは、製品のビジュアライゼーションとコラボレーションを可能にする、PLM業界で最も広く利用されているオープンな3Dデータ・フォーマットであるJTフォーマットの包括的な参考資料を公開し、UGSのオープン・ビジネス・モデルをさらに強固にしました(詳細は、後日発表予定)。
IBMの顧客用に拡張したTeamcenter Expressは2007年第一四半期にリリースされる予定です。詳細については、http://www.ugs.com/partners/ibmにてご覧いただけます。
このニュース・リリースの記載内容のうち、歴史的事実でない部分については、製品の新規導入および継続的なイノベーションによって予想される顧客の利点に関する記述、または「可能です」、「します」、「期待されます」、「予定しています」、「予想されます」、「計画しています」といった予測的な言葉を伴う記述は、予測の記述に該当します。これらの予測的な記述は、数多くのリスク要因や不確実性の影響を受けるため、実際の結果は予測と異なる可能性があります。そうしたリスク要因や不確実性には、例えばPLM業界における開発、競争、イノベーションの失敗、知的財産などに関連するものが考えられます。UGSは米国証券取引委員会(SEC)に提出している最新のForm S-4の登録届出書において、上記および上記に関連するリスク要因について見解を記載しています。UGSは、新しい情報が判明した場合や何らかの出来事が生じた場合であっても、このニュース・リリースの予測的な記述を更新または修正する義務を負いません。