Plano, Texas, US, 26 March 2014

シーメンスのNX、コスト効率の高いプライベート・クラウド環境での利用が可能に

バーチャル・デスクトップ・インフラストラクチャー(VDI)での動作認証により、プライベート・クラウド上へのNX利用が可能に

シーメンスは、同社が提供する3D CAD/CAM/CAE統合ソリューションのNX™ が、コスト効率の高いプライベート・クラウド環境で利用可能になったことを発表しました。シーメンスはNVIDIA Corporationと密接に協働し、同社のNVIDIA GRID™ vGPU™(バーチャル・グラフィックス・プロセッシング・ユニット)技術によるバーチャル・デスクトップ・インフラストラクチャー(VDI)を使ったプライベート・クラウドへのNX利用の動作認証を取得しました。この技術により、中央サーバーにリモートアクセスし、バーチャル・デスクトップ上にソフトウェアをホスティングすることが可能になります。また、VDI認証により、ローカル・クライアント側へのNXのインストールが不要であるため、ITサポートのコスト削減を実現します。この新しい導入オプションは、NXユーザーにソフトウェア導入の柔軟性向上と、プラットフォームの幅広い選択肢を提供します。今回のオプションは、シーメンスとNVIDIAは両社共通の顧客であるTurkish Aerospace Industries(TAI:トルコ航空宇宙産業)に既に活用され、同社のプライベート・クラウド上へのNXの導入が実現しています。

「NVIDIAのグラフィックス環境を利用しシーメンスのNXを当社のプライベート・クラウドに導入した結果、リソースが最適化され、IT負荷が排除されました。400名の技術者をバーチャルなデスクトップ/アプリケーション環境に移行させるという当社のビジョンを実現するためには、NXで作業している設計者とエンジニアにバーチャル・デスクトップ・インフラストラクチャーと、グラフィックス処理能力の動的割当てを提供することが必須条件となります。当社は絶えず成長を続けており、技術者はプロジェクトごとに日々変化するグラフィックス処理能力を確保する必要があります。単にワークステーションやグラフィックス・カードを追加購入して保守するだけではコストがかさみ、管理が困難になります。プライベート・クラウドにNXを導入したことで、コストの削減、管理の複雑性の軽減、そしてユーザー数の増加を実現できるのです」と、TAIのITシステム・エンジニアであるSerdar Kaya氏は述べています。

VDIソリューションは、サーバー・ベースのアクセラレイティッド3Dグラフィックス、リモート表示、ユーザー・インタラクションをサポートします。ビジュアル・コンピューティングの世界的リーダーであるNVIDIAのようなベンダーはサーバー・ベースのグラフィックス・カードを提供し、主要なコンピューター・メーカーはこうしたグラフィックス・カードをサポートするサーバーを開発しています。その結果、シーメンスPLMソフトウェアが開発するNXのようなアプリケーションが企業のコーポレート・データセンター内で実行でき、しかもパワーの低いクライアントPCやタブレット、さらに携帯端末上にもリモートでグラフィック表示できるようになりました。コンピューティング能力とグラフィックス処理能力を自社のデーターセンターで維持することで、セキュリティの向上、細部に至る容易な管理、サーバーやローカルのストレージ・システムにあるデータへの迅速なアクセスが可能となります。

「シーメンスはNVIDIAと協力することで、TAIのような企業がNXの新VDI導入オプションを利用可能になったことを大変嬉しく思います。VDIを活用しNXをプライベート・クラウドに導入することの主なビジネス・メリットはコスト削減と柔軟性です。VDIを活用したソフトウェア導入は、コスト削減と同時にイノベーション創出機会の増大を求める市場ニーズに応えるものです。この新しいプラットフォームは、設計エンジニアにNXテクノロジーのより有効な活用を促進し、スマートな意思決定でより良い製品づくりの実現を支援します」と、シーメンスPLMソフトウェアの製品エンジニアリング・ソフトウェア担当シニア・バイスプレジデントのJim Ruskは述べています。

「バーチャルなデスクトップ/アプリケーション・インフラストラクチャーを実現する当社のNVIDIA GRIDテクノロジー上でNXが動作認証されたことで、シーメンスはグラフィックスを多用する設計アプリケーションのセキュアなモバイル化に向けて業界をリードし始めました。これらのアプリケーションがNVIDIA GRIDのバーチャルGPUでサポートされたことで、これまでワークステーション上でしか得られなかった業界随一の3Dビジュアル・エクスペリエンスをシーメンスはどのデバイスからも提供できるようにしました」と、NVIDIAのNVIDIA GRIDビジネス担当ジェネラル・マネージャーのJustin Boitano氏は述べています。

シーメンスPLMソフトウェアについて

シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンス産業オートメーション事業部のビジネスユニットで、PLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウェアおよび関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダです。米国テキサス州プラノを本拠地として、これまで世界77,000社のお客さまにサービスを提供し、900万ライセンスに及ぶソフトウェアの販売実績を上げています。製品のプランニングから開発、製造、サポートに至る製品ライフサイクルのプロセスを最適化することで、数多くの企業のより良いものづくりを支援しています。シーメンスPLMソフトウェアは、ものづくりに関わるすべての人に必要な情報を必要な時に提供して、スマートな意思決定を支援するというHD-PLMビジョンを推進しています。
シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する詳細はwww.siemens.com/plmにてご覧いただけます。

シーメンス インダストリーセクターについて

シーメンスインダストリーセクターに属する産業オートメーション事業部(ドイツ・ニュルンベルク)は、オートメーション技術、工業用制御技術、産業用ソフトウェアを相互に組み合わせた多岐にわたる取り扱い品目を提供し、製品の設計から製造、サービスに至る製造企業のバリューチェーン全体を支援しています。産業オートメーション事業部が提供するソフトウェア・ソリューションを活用することにより、新製品の市場投入期間を最大で約50%も短縮させることができます。産業オートメーション事業部は、産業オートメーションシステム、制御機器とシステムエンジニアリング、センサと通信、シーメンスPLMソフトウェア、水処理技術の5つのビジネスユニットから構成されています。
詳細はwww.siemens.com/industryautomationをご覧ください。