本文へ移動

06 March 2012

シーメンスPLMソフトウェア、FIBERSIM 2012を発表 コンポジットエンジニアリング分野にリスク軽減ソリューションを提供

【2012年3月6日米国テキサス州PLANO発】

シーメンス産業オートメーション事業部のビジネスユニットであり、製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダである、シーメンスPLMソフトウェア は本日、Fibersim™のバージョン2012をリリースすることを発表しました。Fibersimは、革新的で、耐久性や軽量性に優れたコンポジット構造の設計や製造を最適化することで、航空、自動車、風力エネルギー分野におけるリスクの軽減を支援します。本製品は、シーメンスPLMソフトウェアが2011年12月7日に買収し、現在同社のビジネスセグメントである Vistagyによって開発された製品です。 (プレスリリースはこちら).

Fibersim 2012は、製品開発プロセス全体で要求される繊維配向を定義、共有および検証し、それらの仕様を適合させることで、コンポジット部品の性能の不具合を低減することができます。また、設計の伝達ミスを排除し、予測不可能な動作や必要以上の重量など、コストがかかる過度な部品を製造するリスクも軽減します。

Fibersimは、コンポジットエンジニアリングにおいて世界をリードするソフトウェアです。航空、自動車、風力エネルギーやその他の様々な分野のトップ企業に導入され、概念設計、詳細なラミネート定義、プライのレイアップのシミュレーション、製造データ作成から品質検証に至るまで、エンジニアリングプロセス全体における課題の解決を支援しています。また、Fibersimは業界をリードする複数の主要な3D CAD システムに統合されています。

2011年には、BAE Systems Composite Structures社 (プレスリリースはこちら), Nordex社 (プレスリリースはこちら), MBDA Missile Systems社 (プレスリリースはこちら) などの業界をリードする企業がコンポジット設計にFibersim を採用しました。

「コンポジット部品の設計から製造段階で繊維配向の不正確性は、次善設計を考慮しなければなりません。製造されたコンポジット部品が適切に機能することを確信することはとても重要です。そうでなければ、エンジニアは繊維の様々な配向の違いを確認する必要が生じてしまいます。それは最終的にコストや重量がかさむこととなる部品を作り出すことになります。Fibersimは製品開発プロセスの初めから終わりまで、要求された繊維配向を定義し、共有および検証するための機能を提供することで、最適な部品を製造することができるのです」と、2009年にすべてのコンポジット設計・製造プロセスにおいてFibersimで標準化を推進したBombardier Aerospace社Experimental Design Material and Process担当ディレクター、Guy Lambert氏が述べています。

Fibersim 2012の主な特長

  • 設計最適化機会を拡大
    Fibersim 2012は、新しいSpine-Based Rosette(スピンベース ロゼット) を提供することで、製造したコンポジット部品の機能の信頼性を向上させることができます。Spine-Based Rosetteは、開発サイクル全体での共有や検証が可能なパスに従って、求められる繊維配向の定義が可能になります。航空機体のストリンガーや自動車のCフレーム、あるいは60メートルの風力タービン翼であろうと、製造部品の求められる繊維配向を維持し、重量や性能を最適化することはとても重要です。
  • コンポジット部材を複雑な形状に適合させる正確なシミュレーション
    Fibersim 2010では、撓みのない繊維やプライ成形のシミュレーションを含めた、新しい先進材や多層素材のためのプロセスシミュレーション機能を追加しました。今回発表したFibersim 2012では、ファイバー法を使用して製造された部品を、業界初となる Spine-Based Simulation(スピンベースシミュレーション) で、より多くの材料と製造プロセスにおいてシミュレーションする機能を備えています。航空構造のストリンガーのパスに従って繊維を操り、自動車のBピーラーや風力タービンブレードのモールドが原因となる歪みや変形を最小化しました。設計サイクルの初期にこれらの問題を把握することにより、期待する部品強度を保ち、タイムリーかつコスト効果の高い方法で重要な意思決定を行うことが可能になります。
  • 設計と解析間で完全な部品定義を効率的に共有
    新バージョンでは、反復する開発サイクル全体で、設計者と解析者間において多軸材料コア のデータという二つの重要な設計コンポーネントの効率的なやり取りを可能にする、優れた機能を提供します。航空、自動車、風力エネルギー業界では多軸およびコアマテリアルの剛性と強度の正確な分析は必要不可欠です。
  • コンポジット部品の開発とドキュメンテーションの簡素化
    Fibersim 2012は、異なるレベルのコンポジット経験を持つエンジニアでも作業できる新しい直観的なツールにより、コンポジット部品の設計やドキュメント化の簡素化を実現します。最も難しく時間を要する設計作業は、ドロップオフの仕様を厚みが異なる領域ごとに配慮することです。Fibersim 2012では、それらの仕様を簡素化するために、ドラッグ&ドロップ手法を用いた新しいStagger Editor(スタッガーエディタ) を提供します。主翼などの大型航空機のパネルや安定板または尾部では、異なる多くの重要なドロップオフのプロファイルが必要となります。新しいStagger Editorは、プロファイルを容易に開発することができ、設計ミスを低減させます。

Fibersimは、単独でも使用することができますが、Aerosuite™ポートフォリオの重要なコンポーネントとしても利用することができます。Aerosuite™ポートフォリオは、航空機の設計や製造において、低コストで短期間に最適な部品やアセンブリの設計を可能にするために、初期設計から品質保証まで広範なソリューションを提供します。また、Aerosuite™にはFibersimのほかに、複雑なアセンブリや大型の機体構造の設計や製造を支援するSyncrofit™と、機体構造の品質を評価するための計画を策定するQuality Planning Environment™(QPE)および航空業界におけるVistagyのプロフェッショナルサービスが含まれています。

「Fibersimの最新バージョンにおけるイノベーションは、業界に特化したソリューションを開発することがコンポジット設計・製造の課題に取り組むための効果的な手法であるというわれわれの信念から生まれたものです。Fibersim 2012では、航空、自動車、風力エネルギーなど多くの分野で共通するコンポジット部品の開発や最適化のためのエンド・ツー・エンド ソリューションを提供することで、計画や予算どおりに優れた製品を開発することが可能になります。最終的には、多くの分野での目標を達成することにもつながります。」とFibersimの製品マーケット戦略ディレクター、Leigh Hudsonが述べています。

Vistagyの事業を包含したシーメンスPLMソフトウェアのビジネスセグメントは、業界に特化したエンジニアリングソフトウェアやサービスをグローバルに提供しています。これらは、設計サイクルの早い段階で、判断基準となる有益な情報の製品定義情報としての作成や、世界で最も複雑な問題を解決する専門分野特有のプロセス知識や経験を提供することで、Catia®、Creo Elements/Pro™、NX™などの主要な3D CADプラットフォームを強化します。この結果、エンジニアリングデータを再利用して、コストの削減や品質の向上および製品開発時間を短縮することができます。今日では、それらの製品をBombardier Aerospace社、General Motors社、Sinomatech Wind Power Blade社など、航空、自動車、風力エネルギー分野の多くの大手製造企業が活用しています。

シーメンスPLMソフトウェアについて

シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンス産業オートメーション事業部のビジネスユニットで、PLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウェアおよび関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダです。これまで世界71,000社のお客さまにサービスを提供し、700万ライセンスにおよぶソフトウェア販売実績を上げています。米国テキサス州プラノを本拠地として、数多くの企業と協働して、豊富なアイデアを価値ある製品に変えるオープンなソリューションを提供しています。シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する詳細は www.siemens.com/plmにてご覧いただけます。

シーメンス産業オートメーション事業部について

シーメンスインダストリーセクターに属する産業オートメーション事業部(ドイツ・ニュルンベルク)は、オートメーション技術、工業用制御技術、産業用ソフトウェアを相互に組み合わせた多岐にわたる取り扱い品目を提供し、製品の設計から製造、サービスに至る製造企業のバリューチェーン全体を支援しています。産業オートメーション事業部が提供するソフトウェア・ソリューションを活用することにより、新製品の市場投入期間を最大で約50%も短縮させることができます。産業オートメーション事業部は、産業オートメーションシステム、制御機器とシステムエンジニアリング、センサと通信、シーメンスPLMソフトウェア、水処理技術の5つのビジネスユニットから構成されています。詳細は www.siemens.com/industryautomationをご覧ください。


Note: Siemens and the Siemens logo are registered trademarks of Siemens AG. NX, Vistagy, Fibersim, Syncrofit, Quality Planning Environment, and Aerosuite are registered trademarks or trademarks of Siemens Product Lifecycle Management Software Inc. and/or its subsidiaries in the United States and in other countries. Catia is a registered trademark of Dassault Systèmes. Creo Elements/Pro is a trademark of Parametric Technology Corporation and/or its subsidiaries in the United States and other countries. All other trademarks, registered trademarks or service marks belong to their respective holders.

この資料は2012年3月6日にシーメンスPLMソフトウェアの本社(米国テキサス州PLANO)より発表されたプレスリリースを翻訳したものです。

【お客様からのお問い合わせ先】
シーメンスPLMソフトウェア お問い合わせ窓口
Tel:03-5354-6700
E-Mail:jp_marcom.plm@siemens.com
URL:http://www.siemens.com/plm
Twitter:http://twitter.com/SiemensPLM_JP

 

ご質問はありますか?