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24 January 2011

ProSTEP iViPとシーメンスPLMソフトウェア、JTデータ・フォーマットのISOの国際規格化実現に向けたプロセスを開始

【2011年1月24日 米国テキサス州PLANO発】

シーメンス産業オートメーション事業部のビジネスユニットであり、製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダである、シーメンスPLMソフトウェア と、オープン規格の推進に尽力している国際コンソーシアムであるProSTEP iViP は本日、JT™ データ・フォーマットを軽量な3DデータのISO(国際標準化機構)国際規格にすべく正式なプロセスを開始したことを発表しました。

ProSTEP iViP AssociationのDr. Steven Vettermannは、米国フロリダ州オーランドで先ごろ開催された2010 JT Open International Conferenceで次のようにスピーチしました。「2009年10月にJT File Format Referenceが一般仕様書(ISO PAS 14306)として発行されたことは、JTの国際規格に向けた最初の一歩でした。ProSTEP iViPとシーメンスPLMソフトウェアはJTの国際規格として認証を得るためのプロセスを完遂すべく、緊密に協力していきます」。

軽量な3Dデータ・フォーマットであるJTは、通常のCADソフトウェアで作成されるより完全な製品データ定義のサブセットです。この軽量なデータ・フォーマットがオープンになり広く採用されれば、これまで独自のシステム内に閉じ込められていた情報を、デジタル・モックアップ(DMU)、シミュレーション、コンテキスト内での設計、簡易作図などのアプリケーションにその利用範囲を広げることができます。今日、JTは、自動車、航空宇宙、防衛、造船、産業機械、プラント・エンジニアリングなど、さまざまな業界・分野で広く採用されており、その結果、グローバルでJTの規格化に対する要望が高まっています。

「JTが3Dデータの表示のオープン規格となれば、設計に限らずさまざまなプロセスで3Dデータを利用できるようになるだけでなく、独立系のソフトウェア・ベンダーがJTベースの高度なITソリューションを提供できる機会が大きく広がります。そうなれば、より多くのアプリケーションをオープンな環境でシームレスに活用できるようになり、単一のベンダーが提供する閉じたシステムからユーザを解放することになります。グローバルな自動車メーカーがJTのISO規格化を全面的に支持しているのもそのためなのです」と、ダイムラーのエンジニアリングIT担当ディレクタであり、VDAのPLMワーキング・グループの責任者であるProf. Alfred Katzenbachは述べています。

ISOの新規国際規格のプロセスは、新業務項目提案の投票決議から始まります。JTの新業務項目提案への投票は2010年8月24日に実施され、審査を経て委員会の作業プログラムに追加される新業務項目として承認されました。この新規作業手続きを支援するため、シーメンスPLMソフトウェアはJTファイル・フォーマットの仕様書の更新版を発行しています。JT File Format Specification ver. 9.5がISO手続きを通して新規規格として提案されることになります。

ロールスロイスのビジュアライゼーション・データ・アセット戦略を担当するJim Marchant氏とJason Bilsland氏は、JT Open Management Review Boardに対する共同声明で次のように述べています。「ロールスロイスは、JTをビジュアライゼーション・フォーマットとして、当社のグローバル・ビジネスにおいて長年活用しています。JTが一般仕様書(PAS)となったことで、ビジネスにおけるJTの利用範囲の可能性が広がりましたが、JTがISO規格として全面採用されれば、当社のPLM戦略を再度見直す契機になると考えています。JTが次の段階に進み、特に米国のビジネスに重要な影響を与えるASME(アメリカ機械工学会)などの他の国際標準化機関のJTに対する認識が高まることを期待しています」。

「シーメンスPLMソフトウェアは、2010年4月に開催されたProSTEP iViPシンポジウムでJTをISO規格にすることをお約束しました。ProSTEP iViPは、標準化の業界エキスパートとして評価されている独立機関であり、JTの国際規格化活動を主導してくれます。このこと自体が、世界中の製造業で広く採用されているJTのオープン性を証明しています。シーメンスPLMソフトウェアは、ISOの手続きを前進させるため、今後もProSTEP iViPと密接に協力してまいります」と、シーメンスPLMソフトウェアのプレジデントであるChuck Grindstaffは述べています。

ProSTEP iViPのミッションは、メンバー企業のニーズに適合、調和し、規格化によってその利用が促進されるソリューションを提供することです。

ProSTEP iViP Associationについて

ProSTEP iViP Associationは、自動車産業と航空宇宙産業の大手企業、システム・ベンダー、研究機関からなる国際機関で、世界中に広く支部を展開しています。ProSTEP iViP Associationの目的は、世界中に展開されている開発ネットワークを通して連携し、製造業が直面している課題に対するソリューションを見い出すことです。

データ、プロセス、システムを明確、かつ組織横断的、分野横断的に捉えることをコンセプトとして、製造業の課題解決のための強固な基盤を形成しています。このアプローチにより、ProSTEP iViP Associationは次の5つの主要分野に注力しています。:。1) プロセス管理、2) システム統合、3) 製品データ標準化、4) コラボレーティブなエンジニアリング、5) ナレッジ・トランスファー

ProSTEP iViP Associationは本部をドイツ・ダルムシュタットに置き、ドイツのSTEPイニシアチブの一環として38の企業と数多くのシステム・ベンダーによって1993年10月に設立されました。現在、ProSTEP iViP Associationのメンバー企業および組織は160にのぼり、17ヵ国に支部を展開しています。

シーメンスPLMソフトウェアについて

シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンス産業オートメーション事業部のビジネスユニットで、PLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウェアおよび関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダです。これまで世界6万9,500社のお客さまにサービスを提供し、約670万ライセンスにおよぶソフトウェア販売実績を上げています。米国テキサス州プラノを本拠地として、数多くの企業と協働して、豊富なアイデアを価値ある製品に変えるオープンなソリューションを提供しています。シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する詳細は www.siemens.com/plmにてご覧いただけます。

シーメンス産業オートメーション事業部について

シーメンスインダストリーセクターに属するシーメンス産業オートメーション事業部(ドイツ・ニュルンベルク)は、オートメーション・システム、工業用制御機器、産業用ソフトウェアの分野で世界をリードしています。製造・加工業界向けの標準製品から、自動車生産設備や化学工場全体の自動化を含む全産業、全システムに向けたソリューションまで、その取り扱い品目は多岐にわたっています。産業オートメーション事業部は業界屈指のソフトウェア・サプライヤとして、製品の設計、開発、製造、販売、各種保守サービスに至るまで、製造企業のバリューチェーン全体を最適化します。シーメンス産業オートメーション事業部は全世界で約33,000人の従業員を擁し(9月30日現在)、2010年度の総売上高は62億ユーロを達成しています。詳細は www.siemens.com/industryautomationをご覧ください。


注意:Siemens、SiemensのロゴおよびSIPLACEは、Siemens AGの登録商標です。JTは、米国およびその他の国におけるSiemens Product Lifecycle Management Software Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他の商標、登録商標、サービス・マークはそれぞれ各所有者に帰属します。

【お客様からのお問い合わせ先】
シーメンスPLMソフトウェア お問い合わせ窓口
Tel:03-5354-6700
E-Mail:jp_marcom.plm@siemens.com
URL:http://www.siemens.com/plm
Twitter:http://twitter.com/SiemensPLM_JP