20 May 2008

シーメンスPLMソフトウェア、Velocity Series製品群の新バージョンを発表

【2008年5月20日(米国ボストン発)】

シーメンス産業オートメーション事業部のビジネスユニットであり、製品ライフサイクル管理(PLM)ソフトウェアや関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダである、シーメンスPLMソフトウェアは本日、シンクロナス・テクノロジを実装したSolid Edge®ソフトウェアをはじめ、Velocity Series™製品ポートフォリオに含まれる製品の新バージョンを発表しました。

シーメンスPLMソフトウェアは、本日ボストンで始まった年次業界アナリストイベントに合わせてこの発表を行いました。

シーメンスPLMソフトウェアのVelocity Series製品ポートフォリオは、中堅・中小企業向けにデジタルによる設計、解析、製造、データ管理の各機能があらかじめ設定された業界初の包括的なPLMソリューションです。Velocity Series製品ポートフォリオは、シーメンスPLMソフトウェアが2年半前に市場に投入し、以来一貫して力強い成長を続けています。

「中堅・中小企業向けに業界初の包括的なPLM製品を投入して2年半が経ちます。以来、記録的な導入実績と市場への浸透が顕著になり、非常に喜ばしい限りです。現在、この製品ポートフォリオは当社の製品群の中でも最高の成長率を示している製品です。迅速な導入、効率的な配備、低い総所有コストを実現するPLM製品を中堅・中小企業に提供していくことが、これからも当社の成功にとって欠かせない重要なこととなっています」と、シーメンスPLMソフトウェアの会長兼CEOであるTony Affusoは述べています。

堅調な販売実績

ミッドマーケットにおけるPLMの成長率が14%であるのに対し、Velocity Seriesはその約2倍の高い率で売上を伸ばしています。こうした売上の伸びもさることながら、Velocity Seriesは、シーメンスPLMソフトウェアが販売チャネルを拡大する格好の手段ともなっており、現在、425社を超える販売パートナーが世界中に広がり、今やシーメンスPLMソフトウェアのライセンス収入の1/3を占めるまでになっています。また現在、Velocity Seriesのライセンス収入のおよそ90%は販売パートナーによるものであり、販売パートナーの80%以上が複数のVelocity Seriesポートフォリオ製品を取り扱っています。

「当社の成長は、中堅・中小企業のPLMに対する需要の高まりを再確認させるものです。Velocity Series製品ポートフォリオは業界でも独自の特徴を有し、ベスト・プラクティスをあらかじめ組み込んだ拡張性の高いPLMソリューションです。業界で最も低い総所有コストで簡単に導入・運用できるほか、中堅・中小企業のお客様の投資を保護します。今後も全製品の高い統合性を維持しながら、個々の製品の機能拡張を進めていきます。Velocity Seriesは、CADとPDMの完全統合環境、CAMとCADの完全連動、CADへのCAE機能の組み込みを実現しています。中堅・中小企業にとって最も重要なことは、Velocity Seriesがそうであるように、まず適切な規模でPLMの導入を始め、ニーズの拡大に応じて順次拡張していくことです」と、シーメンスPLMソフトウェアのVelocity Seriesマーケティング担当グローバル・バイスプレジデントであるBruce Boesは述べています。

「シーメンスPLMソフトウェアのVelocity Seriesは、中堅・中小企業向けにPLMの幅広い導入アプローチを可能にした初めての製品です。さまざま業界の数多くの顧客に導入されている実績を見れば、スタンドアロンとしての利用と統合された製品ポートフォリオとしての利用が可能なことを証明しています。大企業もそうですが、中堅・中小企業も一般にはPLM戦略全体を一度に実施するわけではありません。むしろ、PLMはいくつかの段階を踏んで導入していきます。さまざまなプロセスや技術を組織が順応できるペースで組み込んでいくのです。これによって、短期的な価値と長期的な価値の両方を実現することができます」と、CIMdata社のプレジデントであるEd Miller氏は述べています。

Solid Edge with Synchronous Technologyを発表

Solid Edgeは、Velocity Seriesに含まれているCADコンポーネントです。Solid Edge with Synchronous Technologyは、デジタル製品開発の常識を打ち破る技術として、シーメンスPLMソフトウェアが先月発表したシンクロナス・テクノロジを初めて実装した最新バージョンです。Solid Edge with Synchronous Technologyは、ダイレクト・モデリングのスピードと柔軟性、それと寸法駆動型モデリングの制御性とを兼ね備えた、完全フィーチャ・ベースの2D/3D CADシステムであり、CADソフトウェアを使った設計のやり方を根本から変革します。ノンヒストリ型フィーチャ・ベースのモデリングの高い柔軟性によって、設計者は短期間で数多くのオプションを作成して、イノベーションを創出し、品質を向上させ、市場投入期間を短縮することができます。

ノンヒストリ型フィーチャ・ベースのモデリングの他にも、フィーチャを再計算することなくパラメトリック編集が可能な「規格フィーチャ」、作成した順序に関係なく編集が可能な「シンクロナス手法」、既存のジオメトリから関数を推論する「ライブ・ルール」、完成したモデルの寸法を変更できる「3D駆動寸法」など、数多くの画期的な新機能が搭載されています。これらすべての機能は、柔軟性の高い「つかんで放す」ダイレクト・ツールを使用して簡単に実行することができます(別途プレスリリースをご覧ください)。

Teamcenter ExpressによるcPDM

Teamcenter® Expressは、Velocity Seriesに含まれている事前設定済みのコラボレーティブな製品データ管理(cPDM)コンポーネントです。最新のバージョン4は、プロジェクト・マネージャ、エンジニア・リーダー、工場現場のユーザ向けに高度なコラボレーション機能と管理機能を提供します。中堅・中小企業向けに、設計リソースの有効利用と製品データへの幅広いアクセスを可能にする2つの新しいモジュールも追加されています。1つはプロジェクト・マネージャ向けの組み込みプロジェクト/プログラム管理オプションです。もう1つは常に同じ速さで製品データにアクセスできる工場現場のユーザ向けの低価格Webクライアントです。業界アナリストの計算によると、このアクセス時間が速まれば、設計者やエンジニアの作業時間は10~12%節約できるとしています。Teamcenter Expressは中堅・中小企業のこうした重要な作業を強力に支援するほか、新製品の市場投入期間をさらに短縮させ、リソースの最適な利用と最高の品質の保持を可能にします。

CAM ExpressによるNCプログラミング

CAM Expressは、Velocity Seriesに含まれているNCプログラミング・コンポーネントです。高速マシニング、多機能旋盤、5軸加工などの各種プログラミング要件に対応します。最新のバージョン6では、3軸加工とフィーチャ・ベースの自動化機能が大幅に改善されています。その他、曲線/エッジ切削や3D倣い切削のための新しい切削方式、コーナー丸みづけの最適化、特殊点を分布させて行うスムーズな仕上げ切削、新しいツールパス編集/分割ツールなどの機能が用意されています。また、シーメンスPLMソフトウェアのデジタル・マニュファクチャリング・ソリューションであるTecnomatix®のフィーチャ認識技術とナレッジ編集技術も含まれており、繰り返し可能なフィーチャのプログラミング時間を90%も削減できます。

FemapによるFEA

Femap®は、Velocity Seriesに含まれている有限要素解析(FEA)コンポーネントです。最新のバージョン10では、新しいメッシュ機能を使用して、CADデータからFEAモデルを迅速かつ簡単に作成することができます。また、現行のメッシュ技術を自動化できるだけでなく、インタラクティブな新しいメッシュ作成機能やモデルと要素のチェック機能も追加されています。こうした拡張機能と、定義済みの新しい標準化ワークフローとを組み合わせることによって、解析用にメッシュ・モデルを一貫して正確かつ桁違いの速さで簡単に作成することができます。さらにバージョン10では、各種ソルバの統合がより一層強化させたため、特定のソルバに依存しないスタンドアロンのFEAモデリング・ソリューションとしてのパワーを発揮します。

販売開始時期

Solid Edge with Synchronous Technology、Teamcenter® Express V4、CAM Express V6は次の四半期(注)に販売される予定です。Femapは、さらにその次の四半期に販売される予定です。詳細については、www.siemens.com/velocityをご覧ください。
(注)米国での発売時期になります。

シーメンスPLMソフトウェアについて

シーメンスPLMソフトウェアは、シーメンス産業オートメーション事業部のビジネスユニットで、PLM(製品ライフサイクル管理)ソフトウェアおよび関連サービスにおいて世界をリードするPLMプロバイダです。これまで世界5万1,000社のお客さまにサービスを提供し、460万ライセンスにおよぶソフトウェア販売実績を上げています。米国テキサス州プラノを本拠地として、オープンなエンタープライズ・ソリューションの提供を通じてグローバルなイノベーション・ネットワーク環境を実現し、企業間・パートナー間のコラボレーションを促進させ、ワールドクラスの製品・サービスの供給・普及に貢献しています。シーメンスPLMソフトウェアの製品やサービスに関する詳細はwww.siemens.com/plmにてご覧いただけます。

シーメンス産業オートメーション事業部について

シーメンスインダストリーセクターに属するシーメンス産業オートメーション事業部(ドイツ・ニュルンベルク)は、オートメーション・システム、低圧制御機器、産業用ソフトウェアの分野で世界をリードしています。製造・加工業界向けの標準製品から、自動車生産設備や化学工場全体の自動化を含む全産業、全システムに向けたソリューションまで、その取り扱い品目は多岐にわたっています。産業オートメーション事業部は業界屈指のソフトウェア・サプライヤとして、製品の設計、開発、製造、販売、各種保守サービスに至るまで、製造企業のバリューチェーン全体を最適化します。

注意:SiemensおよびSiemensのロゴは、Siemens AGの登録商標です。Solid Edge、Tecnomatix、Femap、Teamcenter、およびVelocity Seriesは、米国およびその他の国におけるSiemens Product Lifecycle Management Software Inc.またはその子会社の商標または登録商標です。その他の商標、登録商標、サービス・マークはそれぞれ各所有者に帰属します。