モデリング・カーネル

モデリング・カーネルは、コンピューター支援設計(CAD)ソフトウェアに3Dモデリング機能を提供するソフトウェアコンポーネントです。 現実世界のオブジェクトのシミュレーションや製造を支援する仮想モデルを設計するために使用されます。 モデリング・カーネルは、さまざまなジオメトリ表現によって現実世界のオブジェクトを表現します。 三角形サーフェスメッシュを使用してオブジェクトを近似するファセットモデルや、数学的に定義されたサーフェスを使用してソリッドモデルを正確に定義するB-repモデルなどがあります。 多くのカーネルを使った、さまざまなモデリングツールが提供されています。 たとえば、2Dスケッチをスイープまたは回転して3Dボリュームにしたり、ブーリアン演算を使用して3Dボリュームを加算、減算、結合したりすることができます。 先進のカーネルには、テーパリング、シェル化、オフセットのようなダイレクト・モデル編集ツールがあり、大規模モデルや複雑な自由曲面を作成することもできます。同じカーネルをベースとするソフトウェア間ではデータ変換をしなくても良い、相互互換性があります。 同じカーネルを採用したCAD・CAM・CAE間では3D設計意図を伝達する際のモデルの安定性とパフォーマンスが向上します。