スピンドル回転を上げたり、切削深さを減らしたり、ツールパス内のシャープ・コーナーを丸くしたりするだけでは、高速マシニングを成功させることはできません。NCプログラマやマシン・オペレータがこの程度の改善だけで済ませてしまうと、すぐに工具が壊れたり、ステップ・オーバー、送り速度、切削深さなどのマシニング・パラメータ値を下げる必要に迫られたりして、新しい高速ミルの価値を下げてしまいます。

シーメンスPLMソフトウェアは、工作機械、工具、制御装置、高速マシニング(HSM)対応CAMシステム、マシニングの知識などを総動員した包括的な高速マシニング(HSM)システムが非常に重要であると考えています。HSMに関する記事をダウンロードして、詳細をご覧ください。
NXは、Zレベルの荒削り、中仕上げ、急勾配/緩勾配領域のミリング、非切削材料除去、仕上げ加工、プロファイリングなど、高硬度工具鋼の効率的なマシニングを実現する広範な機能を提供します。
均一な材料除去: NX CAMには、材料除去率を一定に維持する幅広い方法が採用されています。材料除去率の急激な変更は、工具破損の主要な原因のひとつであるため、材料除去率の均一化は重要な要素です。
効率的な高速荒削り加工: CAMプログラミングで最も重要な要素として考えられるのが、工具の負荷を管理して、材料除去率を一定に維持することです。NXでは、1回の切削ごとに残存材料を追跡し、最小限の加工時間とソフトウェアの高度な自動化により、以降のツールパスを調整して最高の仕上げを実現します。
工具による削り過ぎ防止: NX CAMでは、最新のトロコイド・ツールパスを自動的に選択し、工具による削り過ぎを防止します。トロコイド・ツールパスは、工具が材料内に完全に埋め込まれるのを防止します。NXでは、材料と部品のジオメトリが合うようにトロコイド加工のループ半径が自動調整されます。
急勾配および緩勾配領域の均一な仕上げ: 緩勾配領域ではZレベルの中間ツールパスが自動的に追加されて、中仕上げでの材料深さを一定にし、仕上げ加工時に均一な切削を可能にします。
効果的なZレベル切削: 一定のZレベル切削は、最適な嵌め合いと滑らかな仕上げに非常に効果的であり、工具負荷を効果的に管理することができます。
スムーズな連続切削: 非切削動作の各種オプションにより、隣接する切断面同士を接線接続することができます。不規則な形状でもスムーズな螺旋状切削が可能です。
実証済みの統合マシニング・データ: NXには、カスタマイズ可能なマシニング・データベースが搭載されており、このデータベースで実証済みのデータを管理すれば、連携性を備えたツールパスによるマシニングが可能となります。一般的な金型/ダイ用鋼P20のデータセットも用意されています。
ツールパスの迅速な作成: NX CAMは、Zレベルのレスト・ミリングのための超高速ツールパス計算を実行します。これによって、公差が厳しくなるため、非常に正確なレスト・ミリングが可能となります。
高速マシニングのための微調整出力: NXでは、高速マシンの制御装置に合わせてツールパスを微調整することができます。均一分散のポイント・トゥ・ポイントの正接円とNURBS出力オプションによって、出力を各タスクのパラメータに合わせることができます。
振動制御: 工具破損の主な原因のひとつは、工具、保持具、スピンドルがカッターの衝撃波に共振することによって生じる振動です。工具の負荷がこれによって急激に変動することが早期の故障につながります。
シーメンスPLMソフトウェアは、マシン・オペレータにマシンを調整する手法を提供するとともに、スピンドル速度や切削パラメータをさらに高いレベルに上げても大丈夫であるという確信を与え、振動による影響を最小限に抑えてマシンのスループットと工具の寿命を最大化させます。詳細については、“Control Chatter and Go Faster”(英語)をご覧ください。
NXの優位性:
東京都渋谷区代々木2-2-1
小田急サザンタワー
Tel: 00531-1-22445 (フリーダイヤル)
Share this page through any of the following channels.