大規模で複雑な製品を設計するには、何千点ものコンポーネントからなるアセンブリを作成して検証できる機能と性能が必要です。業界では最近、製品を物理的要素と機能的要素に分けてそれぞれ自己完結するサブシステムやモジュールに細分化するシステム・ベースのアプローチを採用する傾向が見られます。このようなサブシステムやモジュールには明確に定義されたインターフェースがあり、これを介して他のさまざまなサブシステムやモジュールと「プラグ&プレイ」で接続できるようになっています。
NXは、このような大規模で複雑な製品の開発を従来になく高度に管理できるシステム・ベースのモデリング・ソリューション、WAVEを提供します。このシステム・ベースのモデリングでは、製品の複雑性を管理し、高度な設計基準を取り込んで、設計の代替案を迅速に評価することができます。また、このシステム・ベースのモデリングは、プラットフォーム・エンジニアリングなどのアプローチもサポートしています。
GE Aircraft Engines社では、NXのシステム・ベースのモデリング・ソリューションを導入して、これまでの25%の期間で20倍もの解析シミュレーションを実行し、製造コストを50%削減し、新しいエンジンの開発期間を3~6ヵ月短縮させました。
NXは、サプライヤを含むサブシステムの設計チームに設計基準を伝達する管理構造を提供して、システム・ベースの製品エンジニアリング・アプローチを促進します。この緊密な管理構造では、各地に分散する設計チームが共通の製品フレームワークに従って同時に作業できるようにします。
このシステム・ベースのモデリング、すなわち、ジオメトリに依存しないトップダウン型の製品設計では、以前の設計情報を再利用することによって、製品計画の初期段階を加速化することができます。簡略化されたコンセプト・モデルがこの管理構造に関連付けられるため、新製品開発の初期段階が効率化します。管理構造の中で製品パラメータを変更して、その変更をコンセプト設計に適用すれば、設計の代替案を迅速に検証することができます。
こうしたアプローチを採用すれば、製品全体のニーズを満たすことができるサブシステムを設計することができます。例えば、飛行機の翼の角度や工作機械のテーブルのサイズ、高さ、処理能力といった主要な製品パラメータを変更すると、管理構造の中で製品全体の変更が実行されます。すなわち、変更が他のサブシステムの設計にも自動的に適用されます。
システム・ベースのモデリングは、トップダウン型のモジュール方式の製品開発アプローチを提供するとともに、製品間でのサブシステム設計の再利用も最大限に促進します。これによって、一貫した設計プロセスと製造プロセスが強力に推進されます。個々のコンポーネントの設計に加えて、大規模なアセンブリのモデリングも可能なNXは、複雑で再利用可能なアセンブリの作成と管理に最適なソリューションです。
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